台北駅から桃園空港まで電車で一本!

 1泊2日台湾旅、帰国便は午後8時40分の桃園国際空港発。台北駅から桃園空港へはMRT桃園機場線を使えば約35分で行けるから、午後6時半頃までに台北駅に戻って来ればOK。

 というわけで、2日目は朝早くに宿を発って、ちょっぴり遠出もできそうだ。台北駅から電車とバスを乗り継いで90分ほどで行ける人気観光地の「九份」のほか、台湾の北西エリア「淡水」へはMRT淡水信義線を使えば約40分で行くことができる。MRT淡水線から新北投支線に乗り換えて合計40分ほどの「北投温泉」で温泉郷の風情を味わうのもいい。

左:台北駅の構内。
右:取材日は午後6時半の電車で桃園空港に向かった。15分に1本程度の割合で便があるので、もう1本あとの電車でも間に合ったかも。
「月台」と書いてプラットホームの意味。

 出国審査のあとはちょうど小腹が減る時間。待ち時間に最後の台湾料理をチョイスするのもいいけれど、ビールだけで我慢!

搭乗時間までは台湾ビールを飲みながらまったり。

 ビールだけにするその訳は……飛行機の中でオーダーできる、これ!

左から、老舗「千房」の豚玉800円、「たこ昌」のたこ焼750円。大阪に本社を置くピーチの機内ならではの、本格大阪グルメが楽しめる。

 台湾グルメを満喫した旅の最後を大阪名物で締めるという、なんとも欲張りなグルメ三昧の旅。

 今回利用したピーチは、LCC、ローコストキャリアと呼ばれる航空会社のひとつだ。運賃を低価格に抑えるかわりに、機内での特別なサービスや荷物の預け入れが有料というのは、言い換えれば不要なサービスにはお金がかからないということ。1泊2日の台湾旅なら、機内持ち込みの旅行カバンひとつでOK。出発が早朝なので、行きの機内ではぐっすり眠るために機内食などのサービスは不要という人も多いだろう。

 また旅のスケジュールとしては、桃園空港に到着する午前8時半から、翌日の午後6時ころまで、まるまる2日間、自由に台湾を満喫できるのがポイントだ。その分、羽田を早朝発・深夜着となるが、早朝・深夜バスや定額タクシーも整備されており、空港周辺のホテルを確保すれば帰国日にゆっくり体を休めて月曜日にそのまま出社することも可能となる。台湾グルメを満喫する1泊2日の旅、時間を有効に使いたいという要望にも応えてくれるはずだ。

 1泊2日で台湾を存分に満喫できることがわかったところで、次回から「台湾1泊2日満喫旅」特集をお届けする。「小籠包三昧の1泊2日旅」など、4つのテーマを紹介するので、そちらの記事も合わせて台湾旅行のプランを練ってみてはいかがだろう。

※本文中の発着時刻は取材時のものです。

【取材協力】
ピーチ・アビエーション(Peach Aviation)

http://www.flypeach.com/