「いつもと違う朝ごはんを食べたい!」とのミッションは雙連朝市でかなえることができた。さて、残りの時間をどう過ごすか……台湾旅の魅力のひとつはやっぱり美食! というわけで、グルメ旅に外せないふたつのスポットを紹介しよう。

◆グルメスポット(1):永康街エリア

 台湾グルメ旅に欠かせないエリアといえば、MRT東門駅の「永康街」。小籠包で有名な鼎泰豊の本店、牛肉麺の老舗、人気のかき氷店など、台湾で絶対食べたい名物料理店がずらり。料理店のほか、茶館やおしゃれ雑貨店などが点在している。

行列もできる「永康牛肉麺」は創業から50年以上の老舗。

 「永康牛肉麺」は、店名の通り牛肉麺が名物の店。取材日はランチタイムに訪れたが、10人以上の行列ができていた。ほろほろと口の中でほどけていくような牛肉にコクのあるスープがまったりとからまり、このうえなく美味!

紅焼牛肉麺(小) 200元。
ジャージャー麺(小) 110元。

 ボリュームのある牛肉麺を食べたあとは、冷たいかき氷で口の中をさっぱり! 永康街のメインストリートにある「思慕昔」は、台湾式マンゴーかき氷(雪花氷)の有名店。

台湾式かき氷の「思慕昔」。

 ティラミス雪花氷、タロイモ添えピーナッツ雪花氷など、日本ではあまり見かけないメニューもあるが、ここはやっぱりマンゴーがたっぷりのった「マンゴーと手作りパンナコッタ雪花氷」をオーダー。大きなボウルで提供されるので、2人で1個、3人で2個くらいのオーダーで充分満足できる。

手前は、「マンゴーと手作りパンナコッタ雪花氷」210元。

永康牛肉麺
所在地 台北市大安區金山南路二段31巷17號
http://www.beefnoodle-master.com/

思慕昔
所在地 台北市大安區永康街15號
http://www.smoothiehouse.com/

◆グルメスポット(2):夜市

 台湾グルメといえば、夜市もやっぱり外せない。今回は、台北最大級と言われる「士林夜市」と並んで、毎日賑わうMRT松山駅近くの「饒河街観光夜市」に行ってきた。東側の門をくぐると、いきなり大行列ができている「胡椒餅」のお店を発見!

人気の「福州世祖胡椒餅」。行列ができているが意外とお客さんの回転は早かった。
左:包みたての胡椒餅。
右:専用の窯で次々と焼きあげる。

 胡椒餅とは、胡椒を利かせたひき肉と刻んだ青ネギを具にした、肉まんのようなハンディフード。ぴりっとした胡椒とボリューミーなひき肉の相性が抜群。ハフハフ言いながらほおばりたい。

焼き立て、アツアツの胡椒餅 50元。

 夜市には、食べ物の屋台だけでなく、占いや射的といったゲーム、Tシャツ屋さんやプチプラ雑貨の屋台、挽面屋(顔の産毛抜き)まであり、まるで毎日がお祭りのようなムード! 1泊2日の旅なら、チャンスは1日目の夜の一度きりだ。饒河街観光夜市のほかにも、さまざまな夜市が開催されているので、宿泊場所から近い場所に出かけるのもいいだろう。

饒河街観光夜市は饒河街の通り沿い。
左:パクチー入りのアイスクレープ「ピーナッツアイスクリーム春巻き」50元。
右:ひと口噛んだところ。さっぱり系のアイスとパクチーが意外と好相性だが、好みかどうかは評価が分かれそう。

2017.11.21(火)
文・撮影=CREA WEB編集室