ジャマイカのオチョリオスで
滝のぼり&名物料理を体験
クルーズ3日目の朝目覚めると、ジャマイカの北海岸のリゾート地オチョリオスの港が目の前に。およそ4000人のゲストが一度に下船することはできず、ツアーのグループごとに集合し、時間差で降りていく。
ジャマイカは、ゆったりとしたリズムが流れる自然豊かな島。国名の由来は“木と水の大地”を意味する“ザイマカ”からきており、その名のとおり、標高800メートル級のブルーマウンテン山脈をはじめ緑にあふれ、滝や川があちこちに見られる。
名物の“ダンズリバーの滝のぼり”は、そんな水が豊かなジャマイカならではの、アトラクションだ。
ダンズリバーは瀑布というよりも、なめらかな巨岩が折り重なった、全長200メートルの緩やかな滝で、ところどころに天然のプールもある。
この滝を、ガイドと参加者が手をつなぎ、一列になって登っていく。つるつると滑ってしまいそうな岩を、落ちてくる水に逆らいながら進むのだけれど、途中、わざと天然プールに落ちる人もいたりして。楽しい水遊びという感じ。
ジャマイカの名物料理の“アキー&ソルトフィッシュ”にも挑戦。アキーというフルーツと、塩漬けのタラを卵で合わせた、ポピュラーな朝食メニュー。
アキーは注目の脂肪酸“オメガ7”を含み、塩茹ですると、ホクホクと芋のよう。タラの塩味と卵のまろやかさとの相性もよく、やさしい味わい。
“アキー&ソルトフィッシュ”を食したのはサンバレーの農園にて。ここではヤシの木によじ登って取った実のジュースを飲ませてくれるデモンストレーションや、バナナやカカオなどが植えられた園内のツアーを開催。
ラッキーなことに、ジャマイカの国鳥、スワローテール・ハミングバードもウォッチングできた!
さらにもう一品、ジャマイカの名物料理の“ジャークチキン”は、停泊港の近くの屋台で発見。スパイスに漬けたチキンを、半分に割ったドラム缶で炭火焼にする、なんとも豪快なスタイル。
焼きあがったチキンをパンに挟み、チリとマヨネーズで味付け。甘めのパンとスパイシーなチキン、濃厚なマヨネーズが、みごとなハーモニー! また食べに行きたい!
2017.12.14(木)
文・撮影=古関千恵子