気品漂う、白亜の客船「MSCディヴィーナ」。

 カリブ海の島々を周遊するなら、最も効率的かつリーズナブルな方法は客船クルーズ。“女神”という名の豪華客船「MSCディヴィーナ」に乗り込み、ジャマイカ、グランドケイマン、メキシコのコスメル……、日替わりでめぐるカリブの島々、なんて贅沢!

予算も時間も節約できる
それがクルーズの魅力!

大型の豪華客船は高額かと思いきや、実はその逆。

 カリブ海に点在する島々は、歩んできた歴史的な背景から、海を少し隔てただけで文化が変わり、ひとつひとつが個性的。地球の裏側へ行くのだから、あちこち見てみたい。とはいえ、予算も、時間もない……。そう諦めてしまう前に、クルーズ旅を検討してみては?

気になる旅先をダイジェストで回れるのは、クルーズの醍醐味。

 カリブ海の島々をひとつずつ回ろうとすると、飛行機代、ホテル代、現地滞在費の合計は驚くほど高額。移動時間を考えると、日数もそれなりに必要だ。

 その点、クルーズなら船内で遊んでいるうちに移動は完了。客室タイプを選べば、今回の西カリブ海コース7泊8日(マイアミ現地発着)で、519ドルのプランもある。

シャンデリアきらめくロビーラウンジ。まるでホテルのロビーにいるよう。

 周遊ツアーでなにより面倒なのが、荷解きと荷造り。そしてスーツケースと一緒に移動するのはかなりの労力だ。

 クルーズの場合、乗船時に荷物を預け、あとはクルーがキャビンへ運んでくれる。一度荷解きすれば、国境を越えようと、下船までパッキングをする必要なし。隣国への移動も船内で遊んでいるうちに完了だ。

 また、「MSCディヴィーナ」の場合はクルーズカードという船内で使えるIDカードがあり、支払いは下船時にまとめて精算すればいい。さらに、船内でチップは不要! 面倒は一切抜きで、ひたすら洋上の時間を満喫できる。

2017.11.23(木)
文・撮影=古関千恵子