“グリーンスムージー姉妹”の新たな挑戦!
とっておきの野菜で作る、
ユニークなローフードメニュー

◆ Tree of Life

 グリーンスムージースタンド1号店のディレクションを手掛けるなど、グリーンスムージーを日本に広めた“伝道者”といっても過言ではない、仲里園子さん、山口蝶子さんによる姉妹ユニット「シャリマ・ドゥ・ラ・テフテフ」がオープンしたカフェ。アカデミーを兼ねているため週3日間のみの営業にもかかわらず、多くの人で賑わっている。

生命力のある葉野菜、ヴィヴィッドな色の緑黄色野菜を食べれば内からパワーがみなぎってくる。野菜たっぷりのアースボウルは、豆や雑穀をトッピングし中東風の味付けで仕上げパンを添えたアラビア(写真上)と、雑穀ごはんに納豆、山いもなどをのせジンジャードレッシングであえた和の2種類がある。アースボウル+スムージー(S) 1,400円。

 野菜をたくさん使うローフードでは、野菜そのものの鮮度や味により料理のおいしさと仕上がりに差がでるからと、野菜に関しては妥協を許さなかったふたりのおめがねにかなったのは、静岡県富士宮の「内房ファーム」。同世代の女性が手間暇と愛情を注いで作った無農薬野菜を直送してもらい、届いた野菜からメニューを考えるのだとか。

ローフードプレートの一例。ケルプ(海藻)ヌードルとにんじんをタヒニ(ごまペースト)でタイ風の味付けに仕上げたパッタイ。野菜だけだが味にパンチが効いていて飽きのこないおいしさ。1,400円。

 日々の生活に、ローフードをもっと気軽に継続的に取り入れて欲しいという思いから、毎日食べても飽きがこないよう、メニュー開発は試行錯誤の連続だという。「世界のおいしいものをローフードで楽しむ!」を掲げ、毎月限定のメニューが登場する「ローフードアラウンドザワールド」では、タコスやパッタイ、ラーメンに餃子までもがローフードで登場する人気企画。

温もりを感じる店内。カフェ休業時は、「グリーンライフホリスティックアカデミー」の教室として使用される。
ローフードの料理は調味料が味の決め手に。世界各地より吟味されたアイテムは、オリジナルのナッツスナックとともに店頭でも販売されている。左より時計回りに:アリサンの三色キヌア 653円、柔らかな酸味が味に奥行きを出す「Guerzoni」のホワイトバルサミコ酢 2,160円(250ml)、クセがなくフレッシュな「Capezzana」のオリーブオイル 5,184円(500ml)、高知の生産者とコラボレートして商品化した貴重なローソルト(小粒) 1,296円、アルコールのお供にぴったりな「シャリマ・ドゥ・ラ・テフテフ」のオリジナルスパイスナッツ、てりやき七味、ゆずこしょう、カカオココナッツ すべて594円。

 飽くことなくローフードの可能性を追求するのは、ふたりとも自分自身がローフードがもたらす健康面やメンタル、美容面での効果を実感しているからだとか。ナチュラルでクリーンな食生活の魅力とアイデアがぎゅっと詰まったローフードメニューを食べに足を運んでみては。

Tree of Life
(ツリーオブライフ)

所在地 世田谷区上用賀5-16-21 グリーンハウス3−1F
電話番号 03-6338-8621
営業時間 11:00~17:00
※金・土・日の週3日間のみ営業

2017.03.04(土)
文=吉村セイラ
撮影=志水 隆