#01
世界遺産に登録された
ル・コルビュジエ建築作品「ラ・シテ・ラディユーズ」
2016年7月、東京・上野の国立西洋美術館が、ユネスコの世界遺産に「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」として登録されたことは記憶に新しい。ル・コルビュジエはフランスを中心に活躍した建築家で、登録された7カ国17作品のうち10作品がフランスにある。
そのなかのひとつがこちらの「ラ・シテ・ラディユーズ(ユニテ・ダビタシオン)」。1947年から4年をかけて建築され、今はアパルトマンが337戸、ホテル、レストラン、店舗などが入居する。
マルセイユ観光局 ラ・シテ・ラディユーズ
※以下のURLから特別な見学ツアー(フランス語・英語)への申し込みが可能。
http://www.marseille-tourisme.com/en/what-to-do/visit-marseille/guided-tours/corbusiers-radiant-city/
#02
マルセイユ石鹸博物館がニューオープン
南仏プロヴァンスの特産品であるオリーブオイルを原料とする、マルセイユ石鹸の専門博物館が2017年6月(予定)に誕生する。マルセイユ石鹸が作られる工程を見学することができ、まるで石鹸の職人になったかのような気分に。博物館があるのは市内の中心にあるアンリフィオカ通り。周辺にはマルセイユ歴史博物館や、海洋経済博物館などがあり、マルセイユの文化を巡る旅のプランに加えたい。
#03
マルセイユに「東横イン」が誕生
観光客に快適な滞在を約束する宿泊施設においては、4軒の5ツ星ホテルをはじめ、4ツ星が15軒など、星付きホテルの数は120軒、客室数は7600を超える。こう聞くと、高級バカンスリゾート地へと発展しているのかと思いきや、さまざまなニーズをもったゲストに満足してもらいたいと、マルセイユではビジネスホテルの誘致にも積極的なのだ。
そして、日本を代表するビジネスホテルチェーンとして選ばれたのが「東横イン」。「Toyoko Inn Gare Saint Charles」が2017年夏頃、200の客室数にてオープンする予定。
#04
スポーツイベントが目白押し
スポーツファンには、今年のマルセイユは楽しみが尽きない年になるだろう。ヨーロッパには毎年「欧州スポーツ首都」を指定して、さまざまな国際大会を集約して開催している。2017年にその任を受けたのがマルセイユだ。2016年12月に羽生結弦選手がグランプリを獲得したフィギュアスケート「ISUグランプリファイナル2016」の開催にはじまり、ボクシング、スケート、ウィンドサーフィン、テニス、ラグビーのほか、7月には歴史ある自転車レース「ツール・ド・フランス」を開催。
#05
日本語対応の観光モバイルアプリが便利でお得!
モバイルアプリ「マルセイユ・シティ・パス(Nous Sommes Marseille)」が、2016年に日本語にも対応し、ますます便利になった。アプリをダウンロードして指定の場所でマルセイユ・シティ・パスを購入すると、美術館や博物館などに入館できるほか、イフ島への往復の船代、ミニトレインほか公共の交通機関に乗り放題になる。24時間(26ユーロ)、48時間(33ユーロ)、72時間(41ユーロ)の3種類。空路でマルセイユ入りするなら、マルセイユ・プロヴァンス空港の、シャトルバスのチケット売り場で購入するのがおすすめだ。
高速鉄道を使えばマルセイユからパリまで約3時間、ニースまで約2時間、アルプス山脈へは90分程度の距離。またスペインのバルセロナ、イタリアのミラノといったヨーロッパの各都市へのアクセスもいい。フランス観光の拠点として楽しむのもよし、ヨーロッパを周遊する旅のプランに組み込んでもいいだろう。
歴史観光、地中海クルーズ、スポーツ観戦、ショッピングに美食……今年はお好みのスタイルでマルセイユの旅を楽しもう。
マルセイユ観光局 公式サイト
http://www.marseille-tourisme.com/jp/
2017.01.22(日)
文=CREA WEB編集室