パリから鉄道で約3時間、フランス第2の都市マルセイユ
地中海に面した南仏プロヴァンス地方に位置するマルセイユ。街の歴史は紀元前600年、この地にやってきたギリシア人によってはじまった。
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1年のうち300日が晴天日という、陽光溢れる地中海に面したマルセイユ。豊富な魚介類が水揚げされる良港を有し、かつての漁師めしから発展した世界的に名高い魚介のスープ「ブイヤベース」が生まれたのもこの街だ。
2016年には地中海クルーズによる寄港客の数は150万人を超え、沖合に浮かぶ4つの島からなるフリウル諸島も風光明媚。日本では『巌窟王』の名で知られる、アレクサンドル・デュマの小説『モンテ・クリスト伯』で有名になったイフ島へは港から20分のアクセスだ。
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マルセイユの魅力は、地中海に面した地の利だけではもちろんない。約2600年前にはじまる、フランス最古の都市であるマルセイユの街歩きでは、知的好奇心をくすぐる風景との出会いに事欠かない。
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右:標高154メートルの丘の上に建つ「ノートル・ダム・ド・ラ・ガルド寺院」。(C)Office de Tourisme et des Congrès de Marseille
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ここ10年で、高級店の誘致から商業施設の新設など、マルセイユは観光客のショッピング欲も存分に満たしてくれる街へと発展を遂げた。現在、市内には約1万5000以上もの店舗が店を構えている。また、山海の幸をふんだんに用いるマルセイユの美食は、旅の思い出に最高の彩りを添えてくれるだろう。
そこで今年、進化を続けるマルセイユへの旅を計画するならおさえておきたい、5つのトピックを紹介しよう。
2017.01.22(日)
文=CREA WEB編集室