クレンジングこそ百聞は一見にしかず
オーガニックコスメにも多いスタイルだが、ボビイ ブラウンはかなり昔からバームクレンジングにこだわっている。イヴロムも同様だが、美容のプロ個人のこだわりが優先するブランドほどこの形を選んでおり、そういう意味でも従ってみたくなる。クレンジングこそ百聞は一見にしかず、ぜひ一度体感すべき。
取り去ることが好きになるほどの魅力を持っているのは、やはりバームというものが生まれながらに持っている真の癒しの力かもしれない。ましてやバームは“秘伝の味”のように、各ブランド皆違う固さ、とろけ方、香りを打ち出して、それこそこだわりの結晶となっているので、一つひとつ使い比べてみてほしい。そうして出合ったバームクレンジングは、それこそ一生ものとなるはずだから。
齋藤薫 Kaoru Saito
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌において多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『人を幸せにする美人のつくり方』(講談社)、『大人になるほど愛される女は、こう生きる』(講談社)、『Theコンプレックス』(中央公論新社)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など、著書多数。
Column
齋藤 薫 “風の時代”の美容学
美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。
2017.01.06(金)
文=齋藤 薫
撮影=吉澤康夫