素材と味にこだわり抜いた機内食
睡眠の次に重要とされるのは食事。新ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」では、「Farm to Table」のコンセプトのもとに、機内食としては初めて、機内食工場に隣接する地元農家の食材を使用している。新鮮でクオリティの高い千葉県の有機栽培農家の野菜だ。牛肉など、肉類も可能な限り有機飼育のものを使用している。
調理の過程で保存料などは使わず、新鮮な食材を新鮮なうちに機内へ、というコンセプトだ。季節感、地域色を意識したメニューにこだわり、日本発便にはメインの魚の数を増やすなど、きめ細かい調整も欠かさない。
右:トレーにセッティングされたワイン。全種類をテイスティングすることができる。
食器類も全て刷新し、食欲をそそるデザインとなった。塩・コショウの容器や、ボウル、目の前で盛りつけてくれる特製アイスクリームサンデーの容器などは、ユナイテッド航空のロゴと同じ柄があしらわれていて楽しい。
ワインは、白3種類、赤3種類があり、全てを楽しむことができるテイスティングセットを用意してくれる。「ユナイテッド・ポラリス」ではワイン選びに迷う必要はない。全種類テイスティングすればいいのだから。
ファーストクラスも基本的には同じメニューだが、食事の最初にアミューズやスープが付き、シャンパンやワインの種類が変わる。つまり、ファーストクラスと同じメニューをビジネスクラスで楽しむことができるということなのだ。
順次導入される新機材にはファーストクラスの設定がなくなり、今後はユナイテッド・ポラリスとユナイテッド・エコノミーの2クラスに統一される予定だ。
ユナイテッド航空
http://united.com/
2016.12.29(木)
文・撮影=たかせ藍沙