専用の窯とオーブンで1時間半!
中崎町本店で売っている焼き芋をご紹介しましょう。
「今は、安納芋、シルクスイート、鳴門金時の3種類です」と石山さん。
「放っておいても焼けるんですが、それだけではない難しさがある」。カウンターの中には、焼き芋専用の窯とオーブン。朝からスタッフが焼き加減を何度も何度もチェックしながら、じっくり焼き上げます。お芋の大きさで違いますが、1時間半以上かかるのだそう。
「安納芋」は、種子島産。ねっとりした食感で、クリームのような口溶け。濃厚な甘みが特徴です。
「シルクスイート」は、しっとりした食感で、甘みも強い。ミルキーな舌触りが独特です。
「鳴門金時」は、ほくほくとした食感で、優しい甘さ。ちょっと懐かしい焼き芋の味わいです。
どれも100グラム、220円(税込)の量り売り。お芋の種類と大きさを選んで買うことができます。3種類を食べ比べするのも楽しい。違いがよくわかります。
「農家さんと土づくりから取り組んでいます。除草剤などの農薬はできる限り使いません。焼き芋にすると、サツマイモ本来の持ち味が出ると思う」と石山さん。
栗のような「紅あずま」、お菓子みたいに甘い「紅はるか」、ほくほくできめ細かい「五郎島金時」など、お芋の種類はその時々で変わります。何があるかは、お店に行ってのお楽しみ。「お芋それぞれの素朴な味をシンプルに楽しんでください」。
2017.01.08(日)
文・撮影=そおだよおこ