【第3位】 宿泊施設の「三省ハウス」
「大地の芸術祭の里」越後妻有には、第5位として紹介した光の館のほか、“泊まれるアート”がいくつかあり、ここもその一つ。1955年に建てられた松之山町立三省小学校の木造校舎がもとになっていて、1989年に廃校となってからも地域の方に守られていたのが、2006年の本祭(第3回大地の芸術祭)をきっかけに宿泊施設として新たな道を歩むことになったそう。
右:玄関の左側に掛けられていた木の札。
小学校に泊まるなんて、それだけでわくわくします。広い食堂で地元のお母さんたちがつくる愛情料理をいただき、卓球台のある体育館で遊んで、教室で寝るなんて! 子どものテンションも上がりますが、大人も童心に戻ってはしゃいでしまいました。
右:「ザ・学校の廊下」な雰囲気。フロントの横に日用品とお土産を売るショップも。
寝る教室は男女別で、5つの教室に16床分ずつの2段ベッドが配されたドミトリータイプでした。パーソナルスペースがカーテンで仕切られていて、閉めきって小さなライトを灯すと「秘密基地みたい!」と娘は大興奮。夏でもエアコンいらずで、自然の風と音だけに包まれての睡眠はとても気持ち良く、朝もぱっちり覚醒して、親子で「こんなにぐっすり眠れたことないね!」と感動しました。
三省ハウス
所在地 新潟県十日町市松之山小谷327
電話番号 025-596-3854
料金 大人 6,000円、子ども 4,200円(1泊2食付)
チェックイン/アウト IN 16:30~、OUT 10:00
http://www.sanshohouse.jp/index.php
※宿泊可能時期はHPを確認
2016.10.01(土)
文・撮影=CREA編集部