【第1位】 珍しいキノコ舞踊団+日芸洋舞有志の
「“続”ハッピーバカキノコダンス with オーディエンス」

体育館でのパフォーマンス!

 これは2016年夏に「奴奈川(ぬながわ)キャンパス 夏の特別授業[ダンス学科]」として行われたイベントです。会場の「奴奈川キャンパス」は、2014年に閉校した奴奈川小学校が、農業とアートとスポーツの拠点として生まれ変わったスポット。珍しいキノコ舞踊団は2015年の本祭のときにここでパフォーマンスし、今回はその続編として企画されたそう。

美しく楽しい、珍しいキノコ舞踊団のダンス。

 CMや子ども番組でも活躍する超個性的なダンスカンパニーのパフォーマンスは、確かにアート! 体育館のステージだけでなく体育倉庫や2階の回廊などを使って、縦横無尽にノリノリで面白いダンスを見せてもらい、会場のボルテージはうなぎのぼり。

 さらには「見ている人たちもご一緒に」ということで、はじめはその場で簡単な動きを、慣れてきたところで移動しながら練り踊り。娘の「盆踊りみたいだね~」に深くうなずきました。「ハッピーバカキノコダンス」の振りつけはとってもバカっぽくて、だからこそ踊りやすく、音楽もノリノリでハッピーなものばかり。親子ともに心身を解放して踊りまくったので、確かにダントツに心に残ったひとときでした。

「体育倉庫にあった何か」を使って「きょうのタナダンス」を披露。

 ということで、なんとなく予想はしていましたが、娘に「今回の旅で何が一番楽しかった?」と聞いたら即答で「キノコのダンス!」でした。イベントの後に代表の伊藤千枝さんともお話しできて、「ずっと前の方で踊ってくれてありがとう! YouTube見てね!」と言われたのもうれしかったようです。さっそくiPadで、大地の芸術祭のためにつくられた“棚田”をモチーフとした「タナダンス」をヘビロテで視聴していました。

【動画サイト】
「きょうのタナダンス」

https://www.youtube.com/watch?v=DJdOG51noCw

棚田の美しさを知った娘は、iPadの「マインクラフト」アプリで棚田を作成。

 遠い山奥……というイメージだった越後妻有ですが、東京からの旅先としては「軽井沢と同じくらいかも?」と感じました。東京から越後湯沢までは上越新幹線で約1時間20分、そこから北越急行ほくほく線に乗り換え30分ほどで十日町駅に到着するので。

 大資本のホテルやラグジュアリーなレストランこそないけれど、個性的な宿やほっとする味の料理、そして今をときめく現代アートがある越後妻有。親子そろって楽しめる旅先なので、これからもちょくちょく通いそうです。

奴奈川キャンパス
所在地 新潟県十日町市室野576
電話番号 025-594-7101
入館料 大人 500円、小中学生 250円
http://www.echigo-tsumari.jp/facility/base/nunagawa
※イベント時のみ開放

越後妻有「大地の芸術祭」の里
http://www.echigo-tsumari.jp/

大地の芸術祭の里 日本三大渓谷清津峡の紅葉と絵本と列車をめぐる旅
日程 2016年10月29日(土)、30日(日)、11月3日(木祝)、5日(土)、6日(日)
料金 一般 8,500円、中学生以下 6,000円
http://www.echigo-tsumari.jp/tour/tour_20161029_1106

アートと食とグランピングを満喫するスペシャルツアー
日程 10月1日(土)、8(土)、9日(日)、15日(土)、22日(土)、29日(土)
料金 一般18,000円、中学生以下14,000円
http://www.echigo-tsumari.jp/tour/tour_20161001_1030

大地の芸術祭の里 越後妻有2016秋
開催期間 2016年10月の土日祝日
料金 共通チケット 一般 2,000円、小中学生 500円
電話番号 025-761-7767
http://www.echigo-tsumari.jp/calendar/event_20161001_1031

2016.10.01(土)
文・撮影=CREA編集部