世界中で出会えるオトニエルの作品
このほかにもオトニエルの作品は世界中のさまざまな場所で見ることができる。例えばファッションブランドのシャネルは、ビバリーヒルズ、香港、上海の各ブティックでオトニエルのコミッションワーク(特別注文の作品)を展示中だ。いずれもモノトーンを基調 とした店内のインテリアに合わせ、シックなイメージの作品に仕上がっている。美術館やギャラリーで見るのとは違ったオトニエル作品の魅力が感じられる。
さらにフランスでは、ニースのトラムの停車場を作品にしたパブリックアート作品があるし、グラースの国際香水博物館、アミアンのコレージュ・アルチュール・ランボーなどにも常設展示の屋外作品がある。日本国内では群馬県のハラ ミュージアム アークの屋外作品「Kokoro」が有名だ。
またフランス国内では、リヨン、アンボワーズなどの都市でパブリックアートのプロジェクトが進行中。数年後には旅先でオトニエル作品に出会える機会はさらに増えそうだ。
ふと思い出したら、お気に入りの作品がある 「意外な場所」を訪ねてみる。これもアートの楽しみ方のひとつかもしれない。
ジャン=ミシェル・オトニエル展「マイ ウェイ」 2012年1月7日~3月11日 原美術館(東京・品川) 会期中には同展に合わせた子供向けのワークショップ「ふしぎな現実」も共催されます。
ジャン=ミシェル・オトニエル:マイ ウェイ
期間 2012年1月7日~3月11日
場所 原美術館 (東京・品川)
会期中には同展に合わせた子供向けのワークショップ「ふしぎな現実」も共催されます。
URL www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
世界各地のオトニエル作品の情報はこちらから Galerie Perrotin
URL www.perrotin.com/artiste-Jean-Michel_Othoniel-9.html
Column
世界を旅するアート・インフォメーション
世界各地で開かれている美術展から、これぞ!というものを、ジャーナリストの鈴木布美子さんがチョイスして、毎回お届けします。
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2011.12.30(金)
text:Fumiko Suzuki