日本旅館の至福を極める首都の隠れ湯と美食ダイニング

温泉とスパを配置する17階には、玄関の木扉と同じ青森ヒバから創作したオブジェが香る。

 「塔の日本旅館」は最上階と地下にひっそりと、旅館の神髄を隠し持つ。

大手町温泉の露天風呂。夜風を感じ、星を仰ぎながらの温泉三昧も見逃せない。

 最上階の17階は宿泊客専用エリア。ここには東京の地下に湧く癒やしの湯を引いた「大手町温泉」と、ホリスティックなスパを設けている。大手町温泉は内湯と露天風呂を併設。露天風呂では天井部分を吹き抜けにして、空の景色や自然の風を湯船から楽しませる。泉質は塩化物強塩温泉。滑らかで保温にすぐれ、心身の活力を蘇らせる良湯だ。

 スパのフルオープンは来年春以降を予定。独自のトリートメントを始め、温泉やフィジカル・トレーニングなどを取り入れたスパ・プログラムが多様に用意されるという。

 地階には予約制の「星のや東京ダイニング」を開く。

ダイニングのエントランス。地層をテーマにした石組みがダイナミック。

 星のや東京が導く「もう一つの日本」。その魅力はつきることなく、進化は続く。

星のや東京
所在地 東京都千代田区大手町1-9-1
電話番号 0570-073-066(星のや総合予約)
客室 全84室
チェックイン/アウト 15:00/12:00
料金 1泊1室 78,000円~(税・サ10%込、食事別)
交通 地下鉄大手町駅より徒歩2分 
URL http://hoshinoyatokyo.com/
星のやURL http://hoshinoya.com/

菊池昌枝総支配人に聞く
「星のや東京」に込められた想い

 近年、東京では外資系の進出や老舗のリニューアルなど、ホテルシーンが活気づく。そのなかにあって、あえて「旅館」を打ち出す意義を、総支配人・菊池昌枝さんにうかがった。

[第1回] 東京のど真ん中に出現した日本旅館 「星のや東京」もてなしの新たな流儀

[第2回] 匠の技が光る“佳いもの”に囲まれて 日本旅館の安らぎが待つ「星のや東京」

2016.07.20(水)
文=上保雅美
撮影=佐藤亘