高級ホテルに宿泊するメリットはコンシェルジュ
高級ホテルに宿泊するメリットは設備面だけではありません。コンシェルジュが滞在中のさまざまなリクエストに応えてくれることはよく知られていますが、ホテルの予約をすませてしまえば、出発前からリクエストをメールでお願いできます。今回頼んだことの一つは、会員制クラブである「KEE CLUB」の予約でした。
以前もこの連載で触れましたが、KEE CLUBは、ガチョウのローストで有名なレストラン、「鏞記(ヨンキー)」のオーナーが所有する会員制クラブ。入会は紹介制のうえ、永久会員の場合、50,000香港ドル(約72万円)が必要になります。しかし、香港の場合、コンシェルジュ経由でこうした会員制クラブも予約をとってくれることが多いのです。
KEE CLUBは、鏞記の入っているビルの6階にあり、店の入り口の左手にあるエレベーターから6階に上がったところにあります。庶民的な雰囲気のただよう鏞記とは対照的に美術品に囲まれたクラブ内には西洋人がめだち、外の喧騒をまったく感じさせません。昼は飲茶のセットメニューがあり、クオリティも高級レストランに決してひけをとらないものでした。
この日のディナーはやはり会員制クラブのチャイナクラブへ。奇しくも会員制クラブをはしごすることになりました。そして、翌日は香港を代表する2つの広東料理店へ。次回は、最新の香港グルメ事情にせまってみたいと思います。
KEE CLUB
URL http://www.keeclub.com/
レストラン鏞記(Yung Kee/ヨンキーレストラン)
URL http://www.yungkee.com.hk/
【取材協力】
インターコンチネンタル香港
URL http://www.hongkong-intercontinental.jp/
橋賀秀紀(はしが ひでき)
トラべルジャーナリスト。筑波学院大学非常勤講師。東京都生まれ。著書は『エアライン戦争』(宝島社)など。海外渡航歴は200回以上。執筆、講演の依頼、内容の問い合わせは、CREA WEB編集室まで。
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2016.05.16(月)
文・撮影=橋賀秀紀
写真提供=インターコンチネンタル香港