CULTURE

“この社会に暮らしているだけで生じる”鬱々とした気分　『ペットショップ無惨　池袋ウエストゲートパークXVIII』

　本書は、石田衣良の代表作『池袋ウエストゲートパーク』（IWGP）シリーズの十八冊目に当たる。今この文庫本を手にしているあなたは、購入前に内容の面白さを保証し…

小泉今日子を“誰よりも突き抜けたアイドル”に至らしめた「最強のアイドルソング」の正体

「おニャン子に負けない、もっと強いインパクトのある曲を作ること。それがテーマになりました」　1980年代、素人らしさを武器にし、人気を集めていたおニャン子クラ…

ebookjapan書店員・信太祐介さんの「いま人に薦めたい愛読マンガ」6冊「宿命に向き合い、乗り越えていく」

　この秋、発表された「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」。選考委員を務めてくれたのは、小説家、お笑い芸人、ミュージシャン、マンガ家、テレビプロデューサー、ベ…

線香花火のような、刹那の鮮烈な光『孤剣の涯て』（木下 昌輝）

　時は大坂の陣の前夜。大御所・徳川家康を呪詛した“呪い首”が街道で発見される。生首を一級用意し、骸むくろからくり抜いた目に諱いみなを刻み、左右の眼球を入れ替え…

「恋愛模様に胸がキュンキュンする」吉高由里子が役作りで読み込んだ少女マンガの中身とは？

大河ドラマ「光る君へ」で主人公の紫式部を演じる吉高由里子さん。吉高さんは役作りに際して参考にしたマンガとは……。◆◆◆　紫式部は当時の記録や歴史的史料がほぼ残…

演劇シーン最注目の劇団・南極ゴジラ大長編ドラえもん好きなら一見すべし新作『バード・バーダー・バーデスト』

　2024年3月に『（あたらしい）ジュラシックパーク』を上演し、独創的なストーリーと劇団らしいグルーヴが評判となり大きな話題を呼んだ南極ゴジラ。　2020年に…

「移住しただけで理想的な暮らしができるわけではない」週末北欧部chikaが実践した会社員のまま次のステージを探す方法

　新刊『フィンランドくらしのレッスン』を上梓した週末北欧部chikaさん。フィンランドでのリアルな暮らしで、自分をどのようにアップデートさせているのでしょうか…

寿司シェフとしてフィンランド移住→倒産→漫画がコミックアワードに　週末北欧部chikaが見つけた仕事を“減らす”働き方

　フィンランド移住の夢を追う日々を描いた、書き下ろしコミックエッセイ『北欧こじらせ日記』シリーズで大人気の週末北欧部chikaさん。フィンランド式スタイルや考…

ミュージシャン・澤部渡さんの「いま人に薦めたい愛読マンガ」6冊「現段階での今年のベストはこの作品」

　この秋、発表された「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」。選考委員を務めてくれたのは、小説家、お笑い芸人、ミュージシャン、マンガ家、テレビプロデューサー、ベ…

テレビプロデューサー佐久間宣行さんの「いま人に薦めたい愛読マンガ」9冊「圧倒的なオリジナリティ。格好いい」

　この秋、発表された「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」。選考委員を務めてくれたのは、小説家、お笑い芸人、ミュージシャン、マンガ家、テレビプロデューサー、ベ…

お笑い芸人ニッチェ 近藤くみこさんの「いま人に薦めたい愛読マンガ」6冊「朝がこようが関係ない、眠れない！」

　この秋、発表された「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」。選考委員を務めてくれたのは、小説家、お笑い芸人、ミュージシャン、マンガ家、テレビプロデューサー、ベ…

大型書店員コミック担当Sさんの「いま人に薦めたい愛読マンガ」7冊「男とは、女とは。考えてしまう」

　この秋、発表された「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」。選考委員を務めてくれたのは、小説家、お笑い芸人、ミュージシャン、マンガ家、テレビプロデューサー、ベ…

ブラピとレオに寿司を握りたい！柳楽優弥の“海外進出計画”「世界規模の作品に見合う俳優に」

　映画『夏目アラタの結婚』に主演し、収監中の殺人犯と婚約する児童相談員を演じている柳楽優弥さん。堤幸彦監督とは約18年ぶりのタッグであり、改めてこれからも堤さ…

連続殺人犯との獄中結婚。破天荒なシーンも映画だから面白い柳楽優弥「ファンタジーを楽しんで」

　乃木坂太郎氏の人気コミックを映画化した映画『夏目アラタの結婚』にて、主演を務める柳楽優弥さん。収監中の殺人犯・品川真珠と婚約する元ヤンキーの児童相談員・夏目…

日本上陸22年、“カカオ危機”…ジャン＝ポール・エヴァン氏が見据えるショコラの未来とは？

　1988年、パリで創業したショコラトリー「ジャン＝ポール・エヴァン」。エヴァンさんの揺るぎない職人気質と卓越した感性によって繰り出されるショコラは、上質と洗…

「大阪球場に無数の懐中電灯が…」ヒデキなくして今日の推し活はない？ヒデキの伝説をまとめようじゃないか

 「人は忘れる生き物である」――。ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの言葉だ。エビングハウスの実験によると、人は記憶して1時間後には、その半分を忘れて…

わたしの愛する上橋菜穂子『香君』を読んで（三宅香帆）

　世界中で新作が待たれている作家・上橋菜穂子さんの最新作『香君』が、2024年9月ついに文庫化。子どもの頃から上橋作品の大ファンという文芸評論家の三宅香帆さん…

市川染五郎の恋人役・尾上左近に 玉三郎が“女方のいろは”を伝授！ 「私の娘になってね」という一言で…

　歌舞伎に限ったことではなく、表現芸術の世界では若年の登場人物を実年齢の若い演者がつとめればいいというものではありません。ですが……。　永遠には続くことはない…

マンガ家・コナリミサトさんの「いま人に薦めたい愛読マンガ」4冊「主人公の営む喫茶店に今すぐ行きたい」

　この秋、発表された「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」。選考委員を務めてくれたのは、小説家、お笑い芸人、ミュージシャン、マンガ家、テレビプロデューサー、ベ…

ライター・門倉紫麻さんの「いま人に薦めたい愛読マンガ」5冊「夢への情熱を再燃させてくれる作品」

　この秋、発表された「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」。選考委員を務めてくれたのは、小説家、お笑い芸人、ミュージシャン、マンガ家、テレビプロデューサー、ベ…