パルムドールは黄金の棕櫚(シュロ)の意味。そのトロフィーを手に微笑む、ポン・ジュノ。 『パラサイト』上映直後の様子。中央やや左よりに、ソン・ガンホとポン・ジュノの姿が見える。大喝采だった。 史上最年少、21歳で審査員を務めたエル・ファニング。今年のレッドカーペットの主役だった。右隣は同じく審査員で、去年『COLD WAR あの歌、2つの心』で監督賞を受賞したパヴェウ・パブリコフスキ。 今年のカンヌのアイコンは、3月に90歳で亡くなったヌーヴェルヴァーグの母、アニエス・ヴァルダ。女性監督の先達で小柄だった彼女が、男性スタッフを踏み台にしてカメラを覗いているというもの。今年は女性監督作品も多かった。 『アトランティック』でいきなりグランプリに輝いたマティ・ディオプ。セネガル系フランス人で、父は作曲家、伯父は監督というサラブレッド。死者が蘇るという設定は、今年多かったモチーフだった。 『ザ・デッド・ドント・ダイ』の会見。左からジム・ジャームッシュ、ティルダ・スウィントン、セレーナ・ゴメス、ビル・マーレイ。ゾンビ役がぴったりだったイギー・ポップがいなくて残念。 おまけ。プチョン国際ファンタスティック映画祭に参加していた、斎藤工、永野、SWAYの『MANRIKI』チーム。斎藤さん企画・主演の不条理ホラーで、永野さんは出演(女装が似合う)だけでなく、原案、脚本も担当し、異能を発揮。ちょっと驚いた。今秋公開。 さらにおまけ。韓国の映画雑誌CINE21。『パラサイト』を海外評論家はどう見たか、という特集で表紙に私の名前が載ってしまった。아야코 이시즈 で「アヤコイシヅ」らしい。検索するとweb 版で原稿読めます。韓国語ですが。私は日本語で書いたのだが力を入れすぎて、CREA WEB のコラムが遅くなってしまったことを反省してます……。