そうです。夫には普通に夕飯を作って出していたのですが、私はお酒が大好きなので、晩酌しながらその夕食を少しつまむ、ということもしていました。

 でも、そんな食べ方をしていると、酔いも回った夜9時くらいにお腹が空いてくるんです。空腹がピークになると、小袋になっているおかきや、冷凍食品の唐揚げなどに手が伸びていて、気がつくと結構食べてそのまま寝ている……という状態でした。日常的に運動もしていなかったので、本当に体に負担のかかる生活を送っていたな、と思います。

――それではやせませんよね……。

 当時はそれがわかりませんでした。自分では食事を制限して頑張っているつもりで、それなのにどんどん体重が増えていく。もう、「空気を吸うだけで太る」「水を飲むだけで太る」と本気で信じていました(笑)。お酒も、ビールだから太るのだと思い、途中からは糖質のないハイボールに切り替えたのですが、“酒のつまみ”としてハイカロリーなものを食べていたので、意味がなかったんですよね。

あらゆるダイエットに挑むも失敗

――定期的にダイエットもされていたのですよね。

 はい、いろんなダイエットをしました。20代の時にハマったのが、「マスタークレンズダイエット」という、レモネードを使った断食方法です。固形物を取らずに体のデトックスとリセットを行うダイエット方法で、ビヨンセをはじめ、海外セレブがこれでやせたと評判になり、飛びつきました。ただし1~2kgはすぐにやせるのですが、食べたらまた元に戻るので、「大変なわりに効果がそれほどでもない」と思って続きませんでした。

 それから、繰り返しやったのは、「脂肪燃焼スープダイエット」。いつもの食事を、決められた材料を使って作ったスープに置き換えて3食1週間食べ続ける、というダイエット方法で、1セットやると1~2kgやせるので、誰かに会う時や大事なイベントなどがある前に、よくやっていました。

 35、6歳の頃には、「ビリーズブートキャンプ」にハマった時期もありました。基本編を週に5日、2カ月間くらい、一生懸命やっていました。最初は途中でギブアップしたり、筋肉痛で歩けなくなったりしていましたが、だんだん体力がついてきて、2カ月後には通しでできるように。

 でも、2カ月経っても肝心の体重は減らず……。むしろ動くことで食欲旺盛になり、「こんなに大変な思いをしてもやせない、逆に太るんだったら、もう、やらなくていいや」とやめてしまいました。とはいえ“やりきった”という達成感は味わえたので、メンタル面ではいい影響があったと、今では思っています。

「人生最後のダイエット」を決意したわけ

――そんなにいろいろなダイエットをされていたのですね。

 でも、どれも根本的な解決にはなりませんでした。しかも、どれもすごく過酷で、つらい。一時的に頑張って続けるけれど、かなり無理をしているので、長くは続けられませんでした。もちろん、食生活や生活習慣を変えたわけではないので、きついダイエット期間が終わると、結局元の生活に戻ってしまいます。これではやせるはずありませんよね。

――リバウンドも繰り返すなか、38歳で「人生最後のダイエット」に挑戦しようと思ったのは、どのようなことがきっかけだったのでしょうか。

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