CREA Traveller 2026 冬号は「北イタリア」特集。ミラノを拠点に、冬季五輪の舞台となる山岳リゾートのコルティナや白トリュフとワインの産地ピエモンテ、古き港街ジェノヴァ、ルネサンス期の芸術が凝縮するパドヴァ、マントヴァなど、物語のある街を巡っていく。

CREA Traveller 2026 冬号

ミラノと北イタリアの美しい町々

特別定価 1,650円


 美麗なるドゥオーモ、《最後の晩餐》が鎮座するサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会といった傑作が点在するミラノ。近年は新開発エリアに高層ビル群が誕生し、新たなシンボルが街を彩っている。新旧の建築探訪をしながら多彩さを楽しみたい。


新旧のアーキテクトを愛で街を巡れば発見がある

 ミラノの街の象徴として、真っ先に浮かぶのは、中心地に堂々と佇むドゥオーモ、レオナルド・ダ・ヴィンチの名作《最後の晩餐》があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会だろう。

 平日でも多くのツーリストたちで賑わいを見せ、この街に相応しい華々しい雰囲気に包まれている。

 他にも、4世紀に造られたミラノ最古の教会、サンタンブロージョ教会といった、重厚感ある建造物を目の当たりにすると、文化都市ならではの豊かさを感じる。

次のページ 天を突き刺す尖塔がイタリア一の高さを誇る、新たな風景

CREA Traveller 2026年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。