バッグからジュエリーへ。1mm以下の修正を重ね、曲線の表現を追求

 バッグをデザインすることの奥深さについて、榎本さんは語ります。

「バッグはものを入れて運ぶ機能性が必須。その機能性を保ちながら、美しい曲線の要素を組み込んでいく。この機能性と美の化学反応や、制限があるなかでのものづくりにやりがいを感じます。

 また、ディスプレイする時と中にものを入れた時で、フォルムが変わることもあります。その変化を良しとするか、どう演出するかなど、生活の中でのシチュエーションを想定しながら、バランスを考えるのもバッグをデザインすることの魅力」

 そんな中で今回ローンチしたガルブは、ジュエリーブランド。

「バッグの制作では縫製過程があるので、繊細な曲線を表現するのには限度がある。もっと曲線のデザインと徹底的に向き合った、実験的なものづくりをしたい気持ちが芽生え、ガルブをローンチすることに。

 初めてジュエリーをデザインし制作するなかで、1mm以下の修正を何度も重ねました。それは、美しいと感じる曲線を突き詰めると必然でしたし、何より繊細な表現を実現できることが嬉しかったです」

――榎本さんの感性が詰まったコンテンポラリーなピースは、これからハイジュエリーと歩み始める人にも、冒険心を忘れない大人にもマッチするはずです。

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