水分を巡らせ、むくみ解消【なすのすだちマリネ】
からだの中を流れる「血」と「水」の巡りが滞ってしまうと、むくみやすくなります。なすはこの「巡り」を良くする代表素材。からだを冷ます野菜なので、「蒸す」という調理法で秋のからだになじむようバランスを取ります。
また体内の巡りを良くするには、すだちなどかんきつ類の香りも助けに。水分代謝を促すカリウムもたっぷりです。
●材料(2~3人分)
・なす……4本
・すだちの薄切り……2個分
・水……300ml
[A]
・かつお昆布だし汁……200ml
・煮切りみりん(耐熱容器に入れ、ラップをせずに600Wの電子レンジで40秒加熱する) ……大さじ2
・濃口醤油……小さじ2
・塩……小さじ1/3
・すだちの搾り汁……2個分
●つくり方
(1)なすはガクを除き、皮をむく。太い部分に縦に2、3カ所切り目を入れ、水にさらす。
(2)Aを合わせてバットなどに入れる。
(3)厚手の鍋に分量の水を入れて中火にかける。煮立ったらなすを入れ、蓋をして5分蒸し煮にする。
(4)なすを取り出して縦3、4等分に割き、キッチンペーパーなどで水気を軽くおさえる。(2)に浸し、すだちを加えてなじませる。なじませてすぐ食べられるが、半日~1日置いてもおいしい。
参考文献
『先人に学ぶ 食品群別・効能別 どちらからも引ける 性味表大事典 改定増補版』(竹内郁子著、ブイツーソリューション)、『薬膳食典 食物性味表』第2版(一般社団法人日本中医食養学会編、日本中医食養学会)
続きは「CREA」2025年秋号でお読みいただけます。
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- staff
- 文=田中のり子
撮影=清水奈緒 - category
CREA 2025年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

