海に山に風光明媚な眺めが広がるサーフタウン
56号線を北上し、プリンスヴィルの先にあるハナレイは、ノースショアの中心となるスモール・タウン。町へ向かう途中のハイウェイ脇の展望台からは、地元の人が「虹が生まれる故郷」と呼ぶ渓谷を望む。タロイモ畑と蛇行するハナレイ川、遠くにワイアレアレ山がそびえ、豊かなカウアイ島を象徴するような眺めだ。
1車線しかない交互通行の橋を渡って、ハナレイ・タウンへ。道の両側のショッピングセンター(といっても、こぢんまり)は、レストランやオーガニックなスーパー、ギフトショップなどが入った、お立ち寄りスポット。サーフタウン特有のゆるい空気が心地よい。
映画『南太平洋』のロケ地であるハナレイ湾は、緑したたる山並みが海へと張り出し、雨上がりには幾筋もの滝が流れる風光明媚な景勝地。冬にはビッグウェイブが到来することから、この時期はベテラン・サーファーが集まる。
ハナレイ
●アクセス リフエ空港からクヒオ・ハイウェイ(56号線からそのまま560号線へ)を車で進み、約50分。
2016.03.10(木)
文・撮影=古関千恵子