2段の吹き出し構造で顔周りをしっかり保湿

 スチームがまっすぐ顔周りに届くのは、上下2段の吹き出し構造を採用しているから。下段からスチームを出すのと同時に、上段から風を水平に吹き出すことで、その風でスチームが天井方向に上るのを抑えるんです。

 加湿器にもスチームを使った「スチームファン式」がありますが、スチームを天井方向へ吹き上げることで部屋全体に広げるものがほとんどで、顔周りを集中的にケアするのはむずかしかったのです。

 スチームを顔周りに集中して届けることで、窓や壁の結露を予防できて、部屋が湿気っぽくなりすぎないのもうれしいところ。

眠りを妨げない静かな運転音

 タイマー機能もあり、最大8時間に設定できるため、睡眠中に勝手に運転が止まる心配はありません。また、運転音は約27dB(一般的には30dBで郊外の深夜、ささやき声程度)。

 実際に使ってみたところ、スチームが出る際にシューッという音はしますが、うるさくて眠れない! ということはなし。私は敷き布団派なので、本体をフローリングに置くスタイルでしたが、運転音が床に響く感じも気になりませんでした。

 また、「保湿ナビ」機能も便利です。本体のセンサーが部屋の温度と湿度を検知して、電源が「オフ」の時に保湿が必要な空気環境になるとランプで知らせてくれるんです。これなら、ムダのない保湿でお肌の潤いを保てます。

2015.10.23(金)
文・撮影=齋木香奈美