Magnificent View #613
牧之原台地(日本)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 初夏、見渡すかぎりの緑に覆われた美しい茶畑。温暖な気候と長い日照時間に恵まれた静岡県の牧之原台地は、日本を代表するお茶の産地だ。

 標高は100メートルから200メートル。かつてこの台地は水に恵まれない不毛の土地で、誰も手をつけない雑木林があるだけだった。そんな荒地に注目したのが、江戸幕府の終焉により職を失った旧徳川の幕臣たち。200名あまりが士族という身分を捨て、開墾のために働いたという。

 失敗を繰り返し、粘り強く開拓を続けた結果、4年目の明治6年に初めての茶摘みに成功。以降、ここはお茶どころとなり、芳醇な日本茶は静岡県の代名詞にもなっている。

 山の斜面に延々と茶畑が続く風景はすがすがしく、散策コースとしても人気。山の空気とお茶の香りに包まれて深呼吸をしたら、心身をリフレッシュできそうだ。

次の記事に続く イギリスで最も貧しかった地域を 人気観光地に変えた透...