新たに搭載された空気清浄機能の実力は?

 「Dyson Pure Cool」は、本体下から空気を吸い込み、高性能HEPAフィルターでPM0.1という超微細な粒子を捕らえて、きれいな空気を上部から出す構造。

 風量10にして、ティッシュを当ててみたらご覧の通り、下から空気を吸い込んでいるのがわかります。

 清浄された風は、上部のこのスリットから出てきます。飛行機の翼からヒントを得た構造で、こんなに細いスリットですが、風を遠くまで運ぶことができるのだそう。

 そして、ダイソンが独自に開発した「360°グラスHEPAフィルター」を採用。プリーツ状のフィルターを254回も折りたたみ、密度を高めており、ここで微細な粒子をとらえることができます。

 発表会の会場では、このフィルターがどれだけ長いのかを2階から1階まで垂らしていました。なかなかな長さですねぇ。これをコンパクトに畳んでいるので、フィルターの密度の高さがわかります。

 そして、ダイソンのシニア デザインエンジニアのオラ・パピエルコゥスカさんが、空気清浄機能の高さを実演。

 ガラスケースにタバコの煙を充満させて運転スタート。ぐいぐい煙を吸い込みながら、空気を浄化していきます。オラさんが手にしている風車は清浄された風を受けてクルクル回っていますが、風下にいてもタバコのニオイは一切なし。360度全方位から空気を吸い込むため、清浄スピードも速いうえ、フィルターの性能が高いのでタバコの煙もにおいません。

2015.04.09(木)
文・撮影=にしかわゆみこ