飲むだけの、今までの常識にはない美容を新しい習慣に

白いドレスをまとった美女とゾウが印象的なアロエベネのCM。

 ちなみに、同じようにモニターした人の中には、6週間で5キロ痩せたという人もいる。そういう個人差はあっても、不健康な痩せ方でないのは確かで、1カ月かけて効果が出てくるダイエットは逆に安心できるし、信頼できる。

 かくしてこのアロエステロール(R)、体内でコラーゲンを作る目覚ましい効果と、脂肪燃焼の頼もしい効果を併せ持っているとのこと。そもそもアロエは昔から“医者いらず”と言われているように、日焼け後の鎮静効果をはじめ、ニキビへの効果、保湿や収れんなどの幅広い効果に加えて、根拠はないものの、ダイエットにも良いとは言われていた。でもそうしたアロエステロール(R)効果、アロエをそのまま食べたり、葉をそのままこすりつけたりする方法ではとうてい得られない量を必要とすることを知ってほしい。それこそゾウ一頭分のアロエベラから、わずか1グラムしか得られない希少性を誇る夢の成分なのだ。

 そして、発見したのが森永乳業だったから?なのか、この成分はヨーグルトドリンクに配合されたが、確かに吸収性や整腸効果との相互的効果などにより、きちんと効果が得られそう。かくしてわずか45キロカロリーのアロエベネとなって登場したのだ。

 そうそう大切なことを忘れていた。モニターをやっている6週間、本当に見事にお通じがよく、便秘症であることをすっかり忘れていた。腸のため、便秘解消のため、もともとヨーグルトを毎日摂っていたが、そのレベルじゃなく便秘も解消された。だから“ヨーグルト×アロエステロール(R)”の相乗効果には本気で期待していいと思う。

 化粧品でもサプリでもない。ただの食品でもない。健康のために摂るヨーグルトに思いがけない2大美容効果が備わり、ハッキリ言って、意外なほど効く。素朴なくせにやってのけることは派手。だからコスメ嫌いやお手入れは面倒という人に!! 飲むだけの、今までの常識にはない美容。ぜひとも新しい習慣にしてほしい。

齋藤薫 Kaoru Saito
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌において多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『人を幸せにする美人のつくり方』(講談社)、『大人になるほど愛される女は、こう生きる』(講談社)、『Theコンプレックス』(中央公論新社)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など、著書多数。 

Column

齋藤 薫 “風の時代”の美容学

美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。

2014.11.24(月)
文=齋藤 薫
撮影=吉澤康夫

CREA 2014年12月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

贈り物バイブル2014

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定価780円