Magnificent View #369
チャイティーヨー・パゴダ(ミャンマー)

(C) Daryl Benson / Masterfile / amanaimages

 チャイティーヨーの山頂、岩壁の上に、今にも落ちそうな状態で、金箔に覆われた巨大な黄金石と高さ約7メートルの塔が載っている。

 一見すると、前衛的なオブジェにも見えるこの建立物は、パゴダ(仏塔)。ミャンマー仏教徒屈指の巡礼地でもある。岩壁からせり出すようにしてある黄金石が落ちそうで落ちないのは、仏塔の中に納められている仏陀の聖髪の力によって、バランスが取られているためとも。1970年代にあった大地震でも、巨石はびくともしなかったという。

 ここに来るまでの道のりは決して楽ではないが、一年中、熱心に祈る仏教徒が後を絶たない。ミャンマーの仏教徒にとって、チャイティーヨー・パゴダは煌びやかな黄金の石ではなく、尊い場所なのだ。

次の記事に続く シルクロードの記憶が刻まれた 「中央アジアの真珠」と呼...