お店の一番人気は「チョコアボカドケーキ」

「アボカドチョコケーキ」500円。

 タルト以外にも、気になるお菓子が色々。「チョコアボカドケーキ」は、米粉を使った濃厚なチョコ生地に有機キャロブ(イナゴ豆)とアボカドのクリームをサンドしています。口の中でねっとりと深いチョコの風味が広がる、他にはない味わいです。お店の一番人気だそう。

「おとうふマフィン」各250円。
「米粉ガトーショコラ」350円。

「米粉ガトーショコラ」は、甘さ控えめで、しっとり、大人向けの味。「おとうふマフィン」は、お米と大豆を使用。おやつにぴったりの手軽なお菓子です。

左:「クッキー」各500円。
右:「スコーン」1個150円。

「クッキー」は、歯触りのしっかりしたタイプと、サクサクした歯応えで、ほろりとほどける食感の、さくほろタイプがあります。甘さ控えめで口溶けや後口がすっきりしたお菓子ばかり。

 他にも、スコーンや、シフォンケーキのラスクもあって、全部食べてみたくなります。子供から年配の方まで、それぞれに好きなお菓子が見つかるでしょう。

「米粉のシフォンケーキのラスク」150円。
8月限定だったマンゴーケーキ。

 お店には、定番のお菓子の他、季節の素材を使ったお菓子が並びます。秋冬には、カボチャの種やカシューナッツ、松の実などを色々使った「ナッツナッツタルト」、サツマイモの「スイートポテトタルト」を販売。

「ハロウィンには、カボチャのケーキも登場しますよ」。

 お誕生日や記念日用に、ローフードの考えに基づいて加熱せずに作られた有機イチゴのタルトや、有機ローチョコクリームの米粉のケーキなどもあります。欧米の方で、ローフードを実践している方にはうれしい商品(詳しくはお問い合わせを)。

「おいしくて、体に優しいお菓子を広めたい。まずは、食べてみてほしいんです」。矢澤さんがお菓子に込めた思いがいっぱい詰まっています。

左:「クッキー」袋入り200円。
右:フランス雑貨がお店に並ぶ日もあります。

『ナナハコ   天六店』
所在地 大阪市北区長柄中2-2-7  
電話番号 080-8317-1886
URL http://nanahako.com/

宗田洋子(そおだ よおこ)
ライター。神戸生まれの神戸育ち。神戸を離れたことがない神戸っ子。ライター歴30年以上で、関西の雑誌の取材だけでなく全国誌でも関西取材を手がけ、老舗から新店まで回ったお店は数知れず。移り変わる街を見続けてきた。食いしん坊で飲んべえ。

Column

そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行

生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。

2014.09.28(日)
文・撮影=そおだよおこ