Q3.ヒアルロン酸注入治療を受けてみたい?

「受けてみたい」「検討中」「体験済み」という40%の女性たちが、ヒアルロン酸注入治療に対して前向き。残り60%のうち、興味はあるけど「受ける予定がない」という人が40%でした。そもそも「関心がない」という人は20%と、興味がまったくないという人は、全体からみれば少数派であることがわかりました。

 半数以上が興味を抱いているヒアルロン酸注入治療。でも、治療を受けることを躊躇する理由とは?

<興味はあるけど、痛みに弱いんです>
顔に注射って、なんだか恐ろしいイメージ。(39歳 みぃやさん)
キレイになりたいとは思うが、痛みに弱いので……。(40歳 ぽんちゃんさん)

<やってみたいけど、やっぱり不安>
周囲で実施する人がでてきているが、副作用など考えると怖くて踏み出せない。(37歳 じゅっちさん)
身体に異物を入れるのが怖い。(29歳 ななふしさん)

「お顔に針を刺すことへの抵抗感は根強いですが、やってみると、『こんなものか』という反応をされる方がほとんどです。ヒアルロン酸の注入に使うのはとても細い針で、『痛みに弱いんです』とおっしゃっていた方でも、2回目以降は麻酔なしでおこなうケースも比較的多いんですよ。

 誤解されがちなのですが、ヒアルロン酸は体内にもともと存在する物質なので、異物を注入するわけではありません。品質の保証された注入材を使用すれば、副作用もほぼないと考えていいでしょう」

<その呼び名が怖いのです……>
治療という言葉が大変さを感じさせる。(40歳 ううちゅんさん)
エステとかでヒアルロン酸を使用したことはありますが、治療といわれると何となく一歩ひいてしまう。(39歳 Ai3さん)

<本当に、結果に満足できるのかしら!?>
あからさまに違う雰囲気になってしまったらどうしようと思うと、なかなかチャレンジができません。(27歳 りーちゃんさん)
どういう結果になるか、実施してみないと自分ではわからないのが不安。(46歳 匿名さん)

「実際の施術にかかる時間は数分程度。メスを使う整形とは違い、ヒアルロン酸注入治療後は腫れも少なく、施術から時間を空けることなく日常生活に戻れます。美容室でおこなうカラーリングのリタッチと同じような感覚で、年1~2回のペースで通われる方もいらっしゃいますよ。

 不安を残したままの治療はおすすめしないので、まずは、カウンセリングだけ受けてみるのがいいと思います。仕上がりについての希望なども相談するうちに、そのドクターを信頼して任せてみようと思えるかどうか、判断がつくと思います」

 人によって、躊躇する理由もさまざまなよう。でも、どんな人にとっても大切なのは、まず正しい知識を身に付けておくこと。そこで友利先生に、ヒアルロン酸注入治療でできることを教えてもらいました。

しわができやすい顔のなかの部位。ヒアルロン酸は顔の皮膚表面にあるしわや溝に注入できます。

 おでこや眉間部、ほうれい線など、無表情のときにも消えないしわの皮膚の下にヒアルロン酸を注入し、目立たなくします。また、適切な固さの注入材を選ぶことで、落ち窪んだ目元や目の下のクマ、唇などをふっくらさせたり、おでこやあご、鼻の形を整えることも可能なのだそう。

 ところでCREA WEB読者は、ヒアルロン酸注入治療にどんなことを期待しているのでしょうか?

<化粧品より、確かな効果を求めたい!>
眉間のしわが前から気になっているが、化粧品、ドリンク剤、サプリでは限界があり、あまり改善しないので。(40歳 匿名さん)
高いイメージがあるけど、高価なお化粧品を使うより、即効性を求めるのもいいかな。(35歳 さやちさん)

「ヒアルロン酸注入治療のいいところは、施術後、すぐに効果を実感できるところです。鏡を見て確認しながら、徐々に注入量を増やしていけるので、仕上がりの満足度が高いのも利点です」

 続いて、ヒアルロン酸注入治療へのイメージを聞いてみました。

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2014.08.28(木)
取材・文=今富夕起
撮影=深野未季
イラスト=熊谷千春