日の出前から行列
観覧列に並べば誰でも双子を観覧できたのは、12月21日の日曜日が最後。前日で土曜日の12月20日と共に、長蛇の列となることが予想された。
筆者は両日とも午前5時過ぎから上野動物園の入口(弁天門)前に並んだ。日の出前で暗い中、すでに数十人が列をつくっていた。ほとんどの人がレジャーシートや折り畳み式の椅子を持参している。筆者の近くに並んでいた女性は、首都圏に住んでいるけれど始発電車では遅いと考え、上野のホテルに泊まったと話していた。12月21日は、並んでいる最中に大雨となったが、列はどんどん延びる。近くの女性用トイレにも長い列ができた。
上野動物園によると、開園前に並んだ人数(正門前と弁天門前の合計)は、12月20日が約3600人、12月21日が約4000人だった。
シャオシャオとレイレイの観覧列は分かれているので、どちらも観覧したければ、2回並ぶ必要がある。筆者は両日とも、1頭目の観覧を午前10時頃に終え、その足でもう1頭の観覧に向かった。パンダの観覧受付は午前10時30分頃に終了したので、あと少し遅ければ2頭目を観覧できなかっただろう。2頭目の観覧には、両日とも4時間以上並んだ。上野動物園がXで発信した最長待ち時間は、12月20日が300分(5時間)、12月21日が270分(4時間30分)だった。
先着予約に四苦八苦
2025年12月22日は休園日で、12月23日~2026年1月12日(月)はウェブでの申し込みによる先着制。受け付けは、観覧日の1週間前の正午に始まる。筆者はパソコンとスマートフォンを使い、ほぼ毎日挑んだが、希望者が殺到しているので、なかなか接続できなかった。後日、来園者に取材したところ、「操作に集中したいので、話しかけないでと家族にお願いしました」「お正月も気が休まりませんでした(笑)」との声が聞かれた。
1月14日(水)~1月25日(日)の観覧は抽選制で、全期間を4回に分けて抽選が行われた。1日当たりの枠は4400人。筆者は4回とも応募して、1回当選した。
抽選倍率は、最低の日が1.7倍、最高が1月25日(日)の24.6倍だった。申込者数は延べ約31万1500人で、平均倍率は6.4倍。応募できる日時が細かく分かれていて、応募先が分散したためか、日時によっては低倍率だった。なお、上野動物園がこれらの数値を報道関係者に開示したのは、抽選の全申し込み期間が過ぎてからだ。
観覧最終日の1月25日(日)は、当選できず観覧できない人も含め、多くの人がパンダの飼育施設の周りに集まった。最後の観覧が終わり、警備員が飼育施設から出てくると、これまでの感謝やねぎらいの気持ちを込めた大きな拍手が来園者から送られ、警備員が涙ぐむ場面もあった。
