ダンスシーンにCGは一切なし!

――ダンスの練習は、どのように行われていたんですか?

竹内 どういう練習かって、説明が難しくて。Netflixチームが何かしらの映像を出してくれると願っています(笑)。トップレベルの役にふさわしい姿勢を身につけるだけでも相当な時間がかかりました。クランクイン直前にプロの方々の大会を拝見したんですが「とんでもない世界に足を踏み入れてしまった」と、心が折れかけましたね。本当に逃げようかと思ったこともあります。

――竹内さんはラテンのパッションをつかむのも必要でしたよね。

竹内 それは、役作りしなくても自分の中にあったんです(笑)。かなり最初の段階でこの作品のお話を伺った時に、「僕は鈴木信也役だと思う」ってプロデューサーさんに伝えました。なので、ラテンのパッションを学ぶというよりは、自分の中に眠っていた感情を鈴木信也と紐づけていきました。

――プロダンサーを目指していた町田さんにとって、今回のトレーニングはどんなふうに受け止めていましたか?

町田 最初はこれは無理なんじゃないかなって思っていて。でもNetflixさんが「CGとかも使うかもしれないんで」って言ってくれたからチャレンジしたんですが(笑)、結局CGは一切なしです。

――すごい! すべて実際にダンスされていらっしゃるんですね。

竹内 僕らが映っているところにはCGは使っていないですね。

町田 竹内くんが先行してトレーニングを始めていたから、そこにまず追い付かなければと必死で練習しました。

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