第3位『手紙』
強盗殺人で服役する兄・剛志から、月に一度届く手紙。弟・直貴は進学・恋愛・就職のたびに「加害者家族」という事実と向き合わされる。往復書簡の形式で長く読まれてきたロングセラーで、東野圭吾全文庫作品の中で最大部数を誇る。テーマは〈罪の烙印〉と〈償い〉。
【受賞歴、映像化情報など】
2006年 映画公開(主演:山田孝之、出演:沢尻エリカ)
2022年 舞台化
【読者の声(公式ガイドより)】
「ミステリではないのかも知れませんが、個人的には最高傑作だと思っています。犯罪者の家族の苦悩、それでも残る家族・兄弟の絆・宿命を見事に描いている。弟が最後に下す決断と最後のシーンには心震えました。」(40代男性)
