◆梨のゼリー
梨は肺を潤し、体のほてりや喉の渇きを鎮める代表的な果物。夏の終わりに溜まった熱を冷まし、乾燥し始める秋への移行も助けてくれます。ゼリーにすることで、さっぱりと食べやすく、はちみつの自然な甘みが胃腸にやさしく染み渡ります。
乾燥しがちな秋は、喉の痛みからスタートする風邪が流行しがちです。薬膳では、体の乾燥を防ぐには、水を飲むだけでは改善されないとされています。梨、はちみつ、クコの実などの潤いアップの食材を効果的に活用してみましょう。
彩りに添えるクコの実は、目や肌の乾燥を防ぐ効果も期待できます。パソコンやスマホを使う機会の多い現代人には欠かせない食材です。
●材料(4人前)
・梨:1個
・はちみつ:大さじ2
・レモン汁:小さじ2
・クコの実:大さじ1
・粉ゼラチン:5g
●作り方
(1)梨は皮を剥いて1/4を角切りにします。残りの梨はすりおろします。
(2)粉ゼラチンは、ヒタヒタの水を入れて戻します。クコの実も同じように、水を含ませて戻します。
(3)鍋に(1)の梨を入れ、加熱します。温まったら、ふやかしたゼラチンを入れて溶かします。
(4)粗熱が取れたら容器に入れて、冷蔵庫で冷やし固めます。
(5)固まったらクコの実を飾って完成です。
