醸造科学と原材料を追求し、質の高い縁で作りたい
蜂蜜はミャンマーの百花蜜やスペインのオレンジ蜂蜜、静岡県の養蜂家の作る国産蜂蜜を使用。
副原料には、想いのある農家さんとつながり、桃、いちご、洋梨などを適正価格で購入し農作物の魅力を最大限引き出せるよう醸造します。
「日本の農家さんが作った農産物をリスペクトして使いたいんです」
大学時代に農学部で生産者に還元される仕組みづくりを研究したことを実社会で実践しています。
定番のミードは4種類。
アルコール度数6%の「This is it」は蜂蜜のみで醸した、やさしい甘さと微炭酸の心地よさにごくごく飲みたくなる一杯。
8%の「What Churchill Said」はジンに使われるジュニパーベリーを使い、淡路島ライムの爽やかな風味。10%の「The Last Supper」プラム、梅などの酸味のある酸っぱい味わいが魅力。14%の「DEEPSEEK ―Honey-」は日本産ウイスキー「明石」の樽で半年間熟成し、バーボンの樽香とバニラのような甘味のあるミードです。
4つの定番に加え毎月のように新味に挑戦し、これまでに100種類ほど作ってきました。
7月は沖縄のパイナップル、滋賀のさくらんぼを使ったミード。8月はいちじくと黒胡椒、秋にはぶどう、冬場はチョコレートやリンゴ……組み合わせは無限に広がります。
「日本をしっかり感じ取れる液体を作りたいですね。さまざまな味を表現できるミードなら日本各地の魅力が表現できると思います」四季折々、土地ごとに違う豊かな日本の味。柑橘、山椒、生姜など和ハーブなど使いたい副原料が次々と思い浮かぶのだそう。
国内展開はもちろん、台湾、香港、韓国、中国、シンガポールなどの高級レストランやホテル、バーなどで採用され、海外の醸造所と共同開発も進めています。
ミーダリー内のカフェ空間でいただく贅沢な時間
「元々ここはパン工場でした。給食パンなどを作り、地元の人に愛されたパンで、これからも地元の人に愛される場所にしたかったんです」
作るものは違えど、また地域の大切な場所になってほしいと思いを込めて、カフェ&ボトルショップを開いています。
醸造のボトルが並ぶ場所で仕切りを挟んで、洗練された空間が広がるカフェは、その場でミードが飲める贅沢な場所。ミードはもちろん、クロックムッシュやスコーン、パンなどの軽食も絶品です。
毎月新しい味覚と出会える喜びを感じられる場所。一瓶開けるごとに感動と発見があり、「もっと知りたい、もっと飲みたい」と知的好奇心がくすぐられる一杯です。日常に新たな刺激が欲しい方へ、ミードの世界へようこそ。
アンテロープ
所在地 滋賀県野洲市永原551
電話番号 080-2029-1767
定休日 火曜
営業時間 11:00-17:00
https://antelopemeadery.com/
料金 This is it(500ml)1,760円(税込)
