「仕込み」をフル活用した昼ごはんと自作エナジードリンク

その前に自分用の昼ごはん。親が先日、盛岡冷麺を送ってくれてたので、仕込んでおいたスライスきゅうり、鶏ささみのほぐしたの、だしトマトをのっけていただきます。それぞれがしっかり冷たくて、暑さに疲れた体に沁みる……。途中で黒酢をかけて味変するのがまた、おいしいんだ。

酢といえばこの頃、「はちみつとりんご酢を炭酸で割って飲む」、というのにハマっている。久しぶりに飲んだら体がスカッとして、疲労感が軽減されたような感じが得られたので、起き抜けの一杯に。これのおかげかはわからないが、最近ちょっと調子がいい。
はちみつは溶けにくいので、グラスにはちみつ大さじ1ぐらい入れて、炭酸をグラスの半分ぐらい加えたら、よーくかき回して混ぜる(ここ大事)。それからりんご酢をはちみつと同量程度加えて(酢が苦手なら少なめに)、さらに炭酸を適量。夏はこれと、麹の甘酒が私のエナジードリンクだ。
食欲が落ちがちなこの季節、大事にしているのは、食事を抜かないこと。疲れて作る気も起きないときのために、カロリーメイトみたいなものも常備している。困ったらこれに一食頼ればいいや、というものをあれこれ用意しておくの、大切。食べないとすぐにパワーも落ちて、熱中症などにもかかりやすくなりそうで怖いのだ。
暑さもこれからが本番。日々の食は命の用心、なんて言葉が思い浮かぶこの頃である。

Column
白央篤司の帳尻あわせ食日記
外食が続いて栄養バランスが乱れてしまった、冷蔵庫の余り食材や消費期限が迫る調味料の使い方がわからない…体や台所をすっきりさせる“食の帳尻あわせ”のヒントを、フードライター・白央篤司さんが日々の食体験とともに綴ります。
2025.07.29(火)
文・撮影=白央篤司