インドネシア郷土料理も楽しめるアフタヌーンティー

お二人が「インドネシア料理も体験してほしい」と強くこだわっているのが、アフタヌーンティー。2日前までの予約制で、1人でもOK。インドネシアの食文化と紅茶の融合を楽しむ、ここだけの特別なアフタヌーンティーです。

セイボリーは、インドネシアの郷土料理「ルンダン」。牛肉や鶏肉などをスパイスやココナッツミルクと長時間煮込んだ料理で、国民食ともいえる一品。程よい辛みです。サツマイモとタピオカ粉で作った団子にココナッツミルクをかけた「ビジサラク」は、もっちり、ほんのり甘いデザート。同じプレートには、ピーナッツソースをのせたチキンも。そして、もう1皿にはスコーン2種類が。

ティースタンドの上段は、レモンドリズルケーキ、マカロン、2層仕立てのミルクティーのパンナコッタ。

中段は、ジャスミンティゼリー、インドネシアスタイルのパイナップルケーキ、海老のスナック・クルブック、バリ島のナッツ。お口直しのいろいろ。

下段は、インドネシアの人が大好きなインスタントヌードル・インドミを入れた生春巻、アボカドディップを塗ったセサミプレート、ニンジンドレッシングの一口オープンサンド。
「いろんな味や食感が楽しめる、他とはちょっと違ったアフタヌーンティーです。プレートに合わせたオススメのお茶を順にお出ししています」と、それぞれの皿の内容をていねいに説明してくださるお二人。以前からお菓子作りが好きだった彩子さんがスイーツを、南さんが料理を担当。現地で教わったインドネシアの味の再現にも熱心に取り組んでいるそう。
ボリュームもたっぷりのアフタヌーンティー。ゆっくり紅茶を飲みながら、まるでインドネシアを訪れたかのような贅沢な体験ができます。

「インドネシアのオーガニック紅茶をもっと広めたい」と言う彩子さん。ブキットサリオーガニック茶園のオーナーと直接やり取りをしているので、特別なお茶を注文することもできるのだとか。
「日本各地でイベントやポップアップショップに出店しています。機会があれば、ぜひ、舞子のティーブティックで、インドネシアのお茶とお菓子をゆっくり楽しんでいただきたいですね。様々な紅茶が体験できるイベントも開催しています」。
インドネシアの紅茶で、ちょっぴり贅沢なおやつタイムを。
Tea Butik Saiita(ティーブティック サイータ)

所在地 兵庫県神戸市垂水区舞子坂1-2-12 Reteras舞子101
電話番号 070-8449-3119
営業時間 11:30~18:00( L.O.)
定休日 火・水曜日
https://lit.link/TeaButikSaiita
Instagram @tea_butik_saiita

Column
そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行
生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。
2025.02.09(日)
文・撮影=そおだよおこ