貴重なお茶に手作りのお菓子を合わせて

 初めてのお茶が飲めるだけでなく、手作りのおいしいお菓子と合わせて楽しめるのが、ここの魅力。順にご紹介しましょう。

 まずは「スコーン」。「プレーン」とインドネシア風味の「チョコチーズ」の2種類で、ホイップクリーム、レモンの皮までたっぷり入れた自家製のレモンカードと季節のフルーツのジャムを添えて供されます。甘みと酸味、塩気のハーモニーが絶妙。

 「スコーンは、ふんわり、サクッとした食感に仕上げています。砂糖はほとんど入れていません」と彩子さん。合わせるのは、蜂蜜のような味わいと花のような香りの「プレミアムブラックティー」がオススメだそう。紅茶がスコーンをより味わい深くして、至福のティータイムになります。

 定番の「はちみつチーズケーキ」は、なめらかな舌触り。口の中でとろり、とろけます。たっぷりの日本ミツバチのはちみつで甘みををつけた極上のバスクチーズケーキで、ケーキを食べて紅茶を飲むと、うっとりするほど口福。さりげなく添えられたインドネシア産「KRAKAKOA」のチョコは、カカオニブをチョコでコーティングしてカシューナッツ、ココナッツとあえたもの。カリコリした食感が楽しい。

 「ケーキは、インドネシアのものにこだわらず、紅茶に合う様々な種類のものを手作りしています」と彩子さん。伺った当日の「レモンドリズルケーキ」は、日本ミツバチのために植えられたレモンの木に実った淡路島産のレモンを使用。さわやかな酸味を引き立てる、インドネシア伝統製法のジャスミンティーと一緒に楽しみました。カップに氷砂糖のようなロックシュガーを入れて、そこに熱いジャスミンティーを注いで甘みをプラスするのがインドネシアでの飲み方だそう。試してみると、甘みが変化してとてもおもしろい。人工の香料を使っていない、花そのもののピュアな香りのジャスミンティーに感動です。

2025.02.09(日)
文・撮影=そおだよおこ