重たいドライヤーを使うと、髪がバサバサになる!?

 まずは「収納のしやすさ」について。ドライヤー本体がコンパクトな大きさかどうかは、重要な課題です。洗面所の収納はどうしてもキツキツになってしまいがちですし、加えてほとんどのドライヤーはL字型。折り畳める形であれば収納場所が小さく済みますし、旅行など出先に持ち込めるメリットもあります。

 そして同様に重要なのが、「ドライヤー本体の重量」です。

 機能を重視し過ぎて重たいドライヤーもありますが、これはオススメできません。なぜなら、ドライヤーが重いとすぐ腕が疲れてしまうからです。

 自分の髪に熱風を当てる場合、腕を肩よりも上げて構えたり、左右に風を振り分けたり、なにかとめんどくさい。そして腕が疲れてしまうと、顔より下から吹き上げるように乾かしてしまいがちですが、これはオススメしません。なぜなら「下からの風」で乾かすと、髪はボサボサになるからです。

 下から吹き上げるように乾かすと、風にあおられて長い髪の毛に含まれている短い毛がファサファサと表面に出てきます。すると、髪の毛全体がボサボサな印象になってしまうのです。対して、「上からの風」で振り落とすように乾かすだけで、短い毛は悪目立ちせず、髪はツヤツヤになります。

 ドライヤーが重いと下からあおるような乾かし方になりやすいため、折角いいドライヤーを使っても台無しなのです。

2024.10.26(土)
文・イラスト=操作イトウ