九州、大阪、京都の知られざる美味とは?
『まんぷく福岡・九州』は九州が好きになる一冊。酒屋の店先で飲むのが楽しい小倉、焼き鳥のメッカ・久留米など、地元ならではの飲み方も知ることができる。
東京編に先立ってリリースされた3冊もお見逃しなく。
それぞれが取り上げたエリアは、福岡・九州、大阪、京都という食の本場。これまで、数え切れないほどのグルメガイドが刊行されているこれらの土地に、「まんぷく」シリーズはどのようにアプローチしたのだろうか。
『まんぷく福岡・九州』では、全国的にはまだまだ知られていない九州各地の名物を食べ歩く。
全国屈指の食都・博多では、屋台、焼き鳥、鍋、餃子、うどんと、多角的なテーマを設定して街を攻略する。
そして、熊本の太平燕、別府の地獄蒸し、長崎のトルコライスやミルクセーキなど、九州でしか味わえないローカルフードの数々には、目から鱗が落ちること間違いない。
さすがの充実ぶりを誇る『まんぷく大阪』。「うさみ亭マツバヤ」「インデアンカレー」といった老舗からニューウェーブまで、この街の食の奥深さにしびれる。
食い倒れの街、大阪を掘り下げるのが 『まんぷく大阪』だ。
串カツ、お好み焼きといった浪速の代名詞は当然のごとく網羅。ノスタルジーに満ちた洋食店や喫茶店のスケッチにも心が和む。
また、鶴橋、天満、法善寺横丁、お初天神と、まったく異なる色合いを見せる個性的なエリアにフォーカスした章も面白い。
古都の多彩な美食を探検する『まんぷく京都』は、舞妓さんが育てた中華から西陣の旦那衆に愛される酒場まで、ディープな京都のカジュアルな味わい方を指南。
『まんぷく京都』では、この古都の持つ意外な側面が明らかにされる。
日本一パンを消費するという京都人の愛するパン屋とは? よそとは異なる京都の中華の特徴とは? ラーメンの名店がひしめくこの街で訪れるべき4軒とは?
……この本を読んだなら、京都を見る目、そして訪れる目的までもががらりと変わってしまうかもしれない。
来たる2014年4月18日には、この「まんぷくシリーズ」にまたもや新刊が投入される。
タイトルは、『まんぷく埼玉』。埼玉とは、ずいぶん変化球を投げてきたものだ。どんな名物が紹介されるのか、地元民以外にはまだ想像もつかないが、こちらも大いに期待できそうだ。
『まんぷく東京』
まめこ、中川節子 著
発行 KADOKAWA/メディアファクトリー
定価 1,100円
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『まんぷく福岡・九州』
いしいまき、山田陽子 著
発行 KADOKAWA/メディアファクトリー
定価 1,000円
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『まんぷく大阪』
カタノトモコ、曽束政昭 著
発行 KADOKAWA/メディアファクトリー
定価 1,000円
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『まんぷく京都』
てらいまき、吉田志帆 著
発行 KADOKAWA/メディアファクトリー
定価 1,100円
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