川内 一人1回しか出場できないという制度については思うところがありますが、一番は「存続してほしい」という気持ちが強いです。
「箱根駅伝」はやっぱり特殊なレースなので、1回出場しただけではよく分からないまま終わってしまう選手もいると思います。僕自身、2年生で初出場したときは、何がなんだか分からないまま、経験を積みながら走り切ったような感じでした。4年生で再び出場できたときは、2年次に先輩方がしてくれたように、自分も後輩達をチームメイトとして鼓舞したいという気持ちがあって。本番前日に、復路の数人に「明日は大部屋組の逆襲を見せてやろうな!」というようなメールを送って、それでいい結果にもつながったのかなという思いもあります。難しいかもしれませんが、できれば学連選抜のように複数回選ばれたほうが、見えてくる景色も違うのではないかと思っています。一校一人ずつ選ばれるというシステムは、出場校が増えている今に合っているので、そこは維持してほしいですね。
――2年ぶりに編成される学生連合の皆さんの活躍が、いまから楽しみですね!
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2024.09.26(木)