この記事の連載

◆18位『佐々々奈々の究明』森泉岳土

 作家の奈々とその妹で大学生の流々。叔父の急逝を機に、姉妹コンビが忘れられた失踪事件に挑む。

「著者自身も大のミステリーファンだそうで、山奥の別荘や密室など道具立ても本格系。

 推理展開と画力のハーモニーが織りなす完成度に惚れ惚れします。予備知識なしで謎解きを楽んでほしい」(三浦天紗子さん)

ライター・ブックカウンセラー
三浦天紗子(みうら・あさこ)さん

2024.09.08(日)
文=大嶋律子(Giraffe)

CREA 2024年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

楽しいひとり温泉。

CREA 2024年秋号

楽しいひとり温泉。

定価980円

CREAがはじめてひとり温泉を特集して7年。当時は「女性がひとりで温泉なんて!」と驚きを持って受け止められたこのテーマも、いつか珍しくない光景となりました。そして8年目となる今年、「ひとり温泉」は次なるフェーズへ。コロナ禍を経て、進化する“温泉地”を舞台に、めぐる旅を大特集します。いまこそ、めぐるか。それでも、こもるか。さあこの秋こそ、楽しいひとり温泉へ!