この記事の連載

エーゲ海リゾートのクライマックス! ボドルムで気軽にクルージング体験

 エーゲ海に面したトルコでも屈指のリゾート地、ボドルム。トルコ未知なるエーゲ海リゾート#2でも紹介したホテル「ザ・マルマラ・ボドルム」や大衆食堂「サカルル・レストラン」も近くにあり、中世に建造された海沿いの要塞、聖ペトロ城のお膝元にあるヨットハーバーには、気軽に楽しめる観光船(中型ヨット)がひしめくように係留されています。

 観光船マリーナの脇にはトルコの離島やギリシャの島々へと結ぶフェリーターミナルがあり、スーツケースを引く観光客や移動を待つローカルの人々で賑わっています。

 ヨットのサイズや乗船人数、プランにもよりますが、8名~12名乗りの場合、軽食やランチ、飲料などオールインクルーシブスタイルで、約半日・5,000~10,000円/1名。ディナー込みの場合や、温泉で有名なカラアダ島などの島々に上陸するコースなどもあります。因みに今回体験したヨットは16名乗りで、貸し切りで軽食&ドリンク付き約1日・1,800ユーロ(17,550円/1名)。

 このように選択肢が多いのも、元々トルコでは日常的に船遊びが根付いているからだとか。20~30人が乗船できる規模のものであれば、1名3,000円前後で体験できるカジュアルなコースも。

 心地よい潮風のなかをしばらく進むと、思わず息をのむほどの紺碧の海が広がります。ボドルムがトルコのモルディブと呼ばれるのも納得。海上にいることを忘れるぐらい湿度が低めで、海は穏やかなので揺れはほとんど感じません。日光浴は満喫できるけれど、日差しは強烈。帽子、日焼け止めクリームなどはぜひ持参して。

 さらに波穏やかな入り江にヨットを停泊するコースでは、海にダイブすることも可能。ビーチじゃないエーゲ海で泳ぐのもなかなか得難い体験です。また、船内ではフルーツやスイーツなどの軽食やドリンク類がテーブルに並ぶサービスも。揺れがほとんどないので、備え付けの大きなソファやどっしりとした椅子に腰をおろし、くつろぎながら楽しめます。

Arif kaptan C
アリフ カプタン C

https://www.guletbookers.com/gulet-arif-kaptan-c/

※2024年9月12日現在1TL(トルコリラ)=4.18円

← この連載をはじめから読む

2024.09.14(土)
文=CREA編集部
写真=橋本 篤