この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年8月19日)

» きのうのレシピ「しらすとセロリのっけパン」


vol.36 レバーパドロンのっけごはん

 この野菜、「パドロン」といいます。パドロンはスペイン由来、しし唐辛子の一種。

 レバーとパドロンはクセの強いもの同士、なじみやすくて、ごはんにも合う合う~。そして、なんだか食べると身体に力がみなぎって、無敵感、半端ないです。パドロンの代わりにししとう、ピーマンでもOK。味の系統が一緒なので全く問題ございません。

 夏バテ予防にどうぞ!

■材料(1人分)

・鶏レバー:150g
・パドロン(またはししとう):3個
・オリーブオイル:小さじ2
・にんにくみじん:1/2片
・赤唐辛子輪切り:少々
・ごはん:適量

A
・黒酢、オイスターソース:各小さじ2

■作り方

(1) レバーは食べやすく切り分け、流水で良く洗い、血合いを取り除く。

(2) フライパンにオリーブオイルを入れて、レバーとパドロンを炒める。レバーの色が変わったらにんにく、赤唐辛子を入れる。

(3) Aを加えて全体をなじませ、ごはんにのっけていただく。

 パドロンは、スペインでは素揚げして頂くのが一般的。おつまみに最高です。日本でも遠野地方などで栽培されてますが、中々見かけることがないので、見かけたらマストバイ!

 初めて使うときはまず素揚げしてみて。レバーと炒めるのはその次で。

 白央さん、パンにしらすをのっけるのがお好きなようですが、実はわたし、しらすをパンにのっけたことありません……。きっとのっけたら新しい何かが始まる気がする……。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

次の話を読む【お手軽! 海鮮丼レシピ】 スーパーの“切り落としパック”を 醤油、酒、みりんで“漬け”に!

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.08.19(月)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔