薪火によるプリミティブな調理法で「いただいた命はすべて使う」

 皮を捨てずに使ったり骨から出汁を取ったり。“いただいた命を美味しく、そして余すことなく使う”ことをモットーとする「Restaurant SAI 燊」。調理方法も薪火を中心にしたプリミティブな手法を採用し、素材本来のよさと味わいを最大限に引き出します。

 メニューは、季節によって入れ替わる旬食材を使った「シェフの本日のお任せコース」のみ(20,000円、ドリンクは別途)。フレンチをベースにしながら和のテイストも取り入れるなど、ジャンルにとらわれない自由な発想から生まれた“奥・山梨料理”は、唯一無二の味わいです。

アルコールは料理とゲストに合わせて。ノンアルコールペアリングも

 ドリンクは日本ワインを中心にラインナップ。季節ごとに移り変わる料理だけでなく、その日のゲストがつくるレストランの空気感にも合わせながら、豊島シェフが山梨県産のワインや日本酒などをセレクトしてくれます。

 またソーダや紅茶にハーブ、果実、樹液などをミックスした香り高いドリンクを提案するなど、ノンアルコールのペアリングも充実しているのもうれしい。

2024.06.30(日)
文・写真=平野美紀子