愛子さまは学習院女子中等科在学中から、大学生時代も毎年、文化祭などで行われるアイメイト協会の啓発ブースに足を運ばれてきた。介助はもちろんのこと災害地などでの救助犬としての活動や、福祉施設、病院でも癒し効果が体調の快復に繋がるといわれている人と犬との関係は、日本赤十字社で働く愛子さまにとってご関心の一つなのかもしれない。

家族の一員として安らぎと潤いを与えてくれる大切な存在

 天皇ご一家と「生きもの」の生活について、雅子さまは2018年の結婚25年の文書回答の中で次のように述べている。

《家族皆で、犬、猫などの保護された動物を可愛がって育てたり、世話してまいりましたが、この動物たちも、家族の一員として安らぎと潤いを与えてくれる大切な存在》

 愛子さまは幼い頃から、猫、犬以外にも亀や金魚、兔といったたくさんの「生きもの」たちと触れ合ってきた。これからも一つの命の尊さを大切になさっていかれることだろう。

2024.06.27(木)
文=友納尚子