Magnificent View #152
アラブ世界研究所(フランス)
(C) Ed Gifford / Masterfile / amanaimages
パリ左岸の文教地区にあるアラブ世界研究所は、ヨーロッパとアラブの架け橋として文化交流を促進するために誕生した施設。図書館やシネマテーク、博物館などを擁する。
87年にオープンした現在の建物は、後にカルティエ財団現代美術館やケ・ブランリー美術館を手がけるジャン・ヌーヴェルが設計を行った。
何より印象的なのは、ミニマルな装飾に覆われた壁面だ。モダンでありながら同時にイスラム美術を思わせるこの文様を織り成すのは、ガラスの内側に取り付けられた無数のアルミパネル。
これらに設けられた穴は、カメラの絞りのような構造になっていて、陽光の明度に応じて自動的に開閉を行う。
10階建てのこの研究所の屋上は、ゲストに無料開放されている。セーヌ川やノートルダム寺院などを見下ろすことができる意外な穴場だ。
