この記事の連載
外国客船クルーズ #1
外国客船クルーズ #2
コロナ禍の収まりとともに外国客船の日本寄港も増え、待望の海外クルーズも続々と再開。船舶会社の新造船のニュースも続き、新時代到来かと思わせるほどの活況を見せつつあるクルーズの世界。
気軽なワンナイトクルーズから極地を旅するエクスペディションクルーズまで、旅のプランは多種多彩だ。洋上のホテルとも称される豪華客船の魅力とは。
クルーズライターの上田寿美子さんおすすめの外国客船クルーズをご紹介。
全客室バトラー付きのスモールラグジュアリー
◆Silver Nova(シルバー・ノヴァ)

2023年7月に就航したばかりの「シルバー・ノヴァ」は、伝統を守りつつモダンに進化したスモールラグジュアリー「シルバーシー・クルーズ」の新造船。

全室スイートの客室は、シルバーシー史上最多の13カテゴリー364室を誇り、肩肘張らないアットホームな接客でゲストを迎えてくれる。

「基本的なオールインクルーシブに加え、全客室バトラーサービス付きなので、甘やかされ放題です」(上田さん)

LNG(液化天然ガス)を主な燃料とし、燃料電池とバッテリーを組み合わせたハイブリッド電源によりクルーズ業界で初めて港での排気ガスフリーを実現するなど、環境への配慮も注目を集めている。

2024年秋には初の日本発着クルーズが実現予定で、期待が高まるばかりだ。

Silver Nova(シルバー・ノヴァ)
運航会社 シルバーシー・クルーズ
乗客定員 728名
客室数 364室(全室スイート)
https://www.silversea.com/

Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2024.01.11(木)
文=張替裕子(ジラフ)
CREA Traveller 2023 vol.4
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。