期間中はパタゴニア プレビジョンズのポップアップストアも常設

 「自然酒は生きている~パタゴニア プロビジョンズ 発酵ウィーク~」期間中は、発酵デパートメント内にてパタゴニアプロビジョンズの自然酒と食品を販売。またレストランスペースでは、パタゴニア プロビジョンズ、寺田本家、仁井田本家の発酵食品を使用したおつまみプレートをお試しいただけます。

 そして発酵デパートメントでは、千葉県産不耕起有機大豆を、自家採種の蔵つき麹菌で、非加熱で約10か月じっくりと天然醸造した辛口味噌を限定販売します。豆の個性が味噌汁や料理のアクセントとなり、奥深い味わいが楽しめます。近くを訪れたら、是非立ち寄ってみて。

仁井田穏彦(仁井田本家蔵元・杜氏)

福島県郡山市にある創業1711年の酒蔵「仁井田本家」の18代目蔵元であり杜氏。いち早く全量を無農薬無肥料で栽培した酒米を使用し、生酛仕込みの酒造りを実践し、自社田で酒米の無農薬無肥料栽培にも取り組む。「日本の田んぼを守る酒蔵になる」という決意のもと、田植えから稲刈りまでを体験できる「田んぼのがっこう」を開催するなど、若い世代の取り込みにも力を入れる。

寺田 優(寺田本家蔵元・杜氏)

学生時代より世界各地を放浪。大学卒業後、動物番組制作のカメラマンとして活動。2003年より千葉で350年続く蔵元「寺田本家」 に婿入りし、発酵の素晴らしさに魅せられ酒造りの修行を始める。2008年からは、千葉県一小さな町・神崎を、発酵の力で元気にすべく、「こうざき発酵の里協議会」の代表世話人を務める。2012年に24代目の当主となる。

小倉ヒラク(発酵デザイナー/発酵デパートメントCEO)

「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、東京農業大学で研究生として発酵学を学んだ後、山梨県甲州市を拠点にワークショップ、イベント、展覧会など様々なプロジェクトを開催。2020年に下北沢に発酵専門店『発酵デパートメント』をオープン。

近藤勝宏(パタゴニア プロビジョンズ・ディレクター)

1995年パタゴニア日本支社に入社。マーケティング部門のマネージャー等を経て、2016年、パタゴニアの食品事業「パタゴニア プロビジョンズ」の日本市場の責任者に就任。同年、同事業を日本市場で立ち上げ、いまに至る。日頃からサーフィンやスノーボードなどを愛好し自然と親しみながら、自然に則した農法による米作りや農業に挑戦し、より環境負荷の少ないライフスタイルを探求している。

2023.12.14(木)
文=平野美紀子