オリジナルの三段ケーキスタンドで登場するアソートフルーツ
日本橋 千疋屋総本店で不動の人気を誇るアソートフルーツ 。アフタヌーンティーのような優雅な3段のスタンドで登場します。
特注品であるゴールドのスタンド下段にはマスクメロン。中段には、マンゴー、パイナップルなど千疋屋でおなじみのフルーツが並びます。
最上段にはその季節でもっともおいしい旬のフルーツを盛り付けています。オープン直後の11月下旬から12月にかけてはル・レクチエが登場する予定です。
洋なしの貴婦人と呼ばれるル・レクチエとは
洋なしの一種であるル・レクチエは、わずか1カ月程度しか出回らない“幻の洋なし”。新潟県本土や佐渡島などで栽培されていて、全生産量の約8割が新潟県産です。収穫から出荷までの追熟期間が厳密に定められていて、ボジョレーヌーボーのように解禁日もあります。
芳醇な香りとなめらかなとろけるような口当たり、甘みの強さがル・レクチエの魅力。その果肉の繊細さから、出荷まで大切に大切に扱われる、まさに「洋なしの貴婦人」です。
アメリカンショートケーキも麻布台限定メニューで
日本橋 千疋屋総本店の人気メニュー・アメリカンショートケーキも麻布台ヒルズ仕様に衣装替え。昭和初期から人気を博しているこのメニューは、カリフォルニア地方の農家の自家製ケーキを参考に考案されました。
ふわふわのスポンジケーキにひんやりとしたバニラアイスをサンド。ホイップクリームを上に絞り、果肉ソースでおめかし。さらに牛乳にひたっているアメリカンスタイルの定番ケーキです。
目でも楽しめる仕様に
麻布台ヒルズ店では、立体感あふれるお皿にセット。通常より果肉がたっぷりの濃厚ソースで彩ります。さらにトップには美しい飴細工でデコレーション。パリッとした食感がアクセントに。
牛乳、ホイップクリーム、バニラアイスのミルキーな味わいが楽しめるアメリカンショートケーキ。子どもの頃、ケーキと牛乳でおやつを楽しんだことを思い出しました。ノスタルジックな時間旅行に連れて行ってくれるケーキです。
2023.11.24(金)
文=宇野なおみ
撮影=釜谷洋史