愛があふれて自作のおもちゃを大量制作!?

――出会った瞬間、どんなことを思いました?

 生後1ヵ月くらいだったんですけど、なんだかよくわからなかったです。いや、もちろんかわいいんですよ? けど、こんなにちっちゃい時から飼うのは初めてだったから緊張して。大丈夫かな? 俺、ちゃんと育てられるのかなっていう不安はありましたけど、責任も感じて。……だって、命じゃないですか。仕事から帰ってきて死んでたらどうしようとか、最初はすげぇ不安で。家にも早く帰ったりしてましたね。

 ネットでいろいろと調べたら、ご飯を食べられるくらいには成長していることがわかったので、カリカリを買ってお湯に浸して柔らかくしてあげたりして。それがちょうど7年前の今ごろじゃないかな。日記をつけてるので見てもいいですか?

――どうぞどうぞ。7年前というと、2016年ですね。

 そうですね。(と言いながらスマホを見る)……あぁ、11月21日に六本木のペットショップで、猫のものをいろいろ買い始めてます。あと、26日に「ルミネ(the よしもと)の出番の合間に、自作のキャットタワーを作る」って書いてますね。

――自作!?

 最初、自分で作ったんですよ。僕、編み物をするんで棚に毛糸をいっぱい置いてあって。そこに板を挿して階段みたいにしてキャットタワーを作ったんですけど、ルミネで大道具さんから板を譲ってもらったんですよね。けど、当時は2匹ともちっちゃすぎてあんまり登らなかったなあ……(笑)。ほかにも、穴をあけた箱におもちゃを入れてみたり、毛糸でねずみを作ったりしましたね。

2023.10.31(火)
文=高本亜紀
撮影=細田 忠
写真=アイパー滝沢